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その他のハードなど常温核融合(月刊ASCII 1989年8月号3) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

ASCII EXPRESSからその他の記事をスクラップする。

日本電気が16bit汎用MPUを発売
ASCII1989(08)b05日電V53_W520.jpg
V33コアを採用したV53を発売。ワイヤードなので高速なのはインテルの80486と同じ。

インテルジャパン,486/386CPUボードを発売
ASCII1989(08)b06インテル486CPUボード_W496.jpg
この製品は何向けなのか分からない。

インテルジャパンが2M/4Mbit EPROMをサンプル出荷
ASCII1989(08)b05インテルEPROM_W520.jpg

三菱,2MbitのCMOS EPRONを発売
ASCII1989(08)b06三菱2M_CMOS_EPROM_W505.jpg

三菱電機が1MbitキャッシュDRAMを開発
ASCII1989(08)b05三菱1MキャッシュDRAM_W520.jpg

三菱電機,円筒型のメモリキャパシタ;を開発
ASCII1989(08)b10三菱円筒型メモリキャパシタ_W511.jpg
34年前はこうして日本の会社が新製品を開発できていた。

日本電気が256Kbit Bi-CMOSのECL RAMを発売
ASCII1989(08)b05日本電気256KECLRAM_W520.jpg
なんのことか分からないがスパコン用になるのだら凄いのだろう。

日立,4Mbit擬似SRAMを投入
ASCII1989(08)b12日立4M擬似SRAM_W504.jpg
SRAMとかの技術はSSDと関係あるのだろうか。

日本テクサ,HDDなど周辺機器3機種を発売
ASCII1989(08)b12テクサHDD_W502.jpg

ICMがPC-9800/286用ハードディスク4機種を発売
ASCII1989(08)b14ICMハードディスク_W520.jpg

ビデオトロン,CD-ROMドライブを発売
ASCII1989(08)b08ビデオトロンCD-ROMドライブ_W514.jpg

北大と東海大,常温核融合の追試に成功
ASCII1989(08)b16北大東海大常温核融合_W501.jpg
「裏付けられつる」ないから。ASCIIの記事は本当だったらいいなという期待からとんでもない断定的な記事がままある。

超電導の世界 見えてきたジョセフソン素子(月刊ASCII 1987年9月号8)
ASCIIの記事が好意的なのが笑う。記事がだいたい眉唾物だった。信用できない年表だった。本当ならいいなという思いからバイアスがかかった記事だったのだろう。
自分のコメントを再掲すると
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目が曇っていると状態だったと思う。超電導状態が完全に認められなくても「部分的ではあっても,高温で超電導状態を示す物質の発見は価値がある」には笑ってしまう。はい、はい、あなたにとっては価値があるのね。で、35年後それはどう価値があった?
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ジョセフソン素子の件もそうだった。こうなればいいなだから。しかし、それも私のコメント
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35年後の未来から見ると笑ってしまう。ジョセフソンコンピュータなんかなくたって家庭用パソコンがスパコンのCrayを越えている。
Core i7 (Sandy Bridge) が 158.4 GFLOPS だ。
Cray X-MP(Cray Research) は 800MFLOPS だもの。
笑ってしまうのも無理はないだろう
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を再掲する。

超電導の世界 見えてきたジョセフソン素子(月刊ASCII 1987年8月号8)
以下私のコメント
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 超電導はいかにも胡散臭いものが多かった。勘違いとか、勇み足は先陣争いの科学技術の世界ではしょうがないが、ヤン・ヘンドリック・シェーンの捏造は酷すぎる。天下のベル研究所に在籍して2000年に52Kで超伝導を確認したという捏造論文が始まりだった。突飛な発表ではなく、理論予想と矛盾しなく、できたというならそうだろうという評価がなされる種類の発表だった。

 試験管内核融合もそうだ。フライシュマンとポンズが発表してから、世界中で追試を行ったのだが、どれだけの金が使われたか。そのあおりを食って、他の分野の研究予算にしわ寄せがいった。これは、科学の進歩を妨げたと言われてもしょうがない。彼らの功名心に走って発表したことで妨害を受けた研究者がいたのは確かだ。
現在、常温核融合の可能性が一部に再評価され実験がされているようだが論理展開が緩い。つまり、

従来の科学では説明の付かないほどのエネルギーが得られた

核融合反応が起きたと考えらる

ちょっと待て、核融合反応は従来の科学の範疇だ。私は以下のような論理展開であるべきだと思う

従来の科学では説明の付かないほどのエネルギーが得られた

従来の科学ではない新規の科学理論が必要だ

核融合派の論理は現在の科学理論では核融合の他に考えられない。だが、しっかり考えたのか。すべての可能性を考えつくしたのか。彼らの論理は背理法によるものだ。刑事ドラマに例えると、犯人はお前しかいないと断じているようなものだ。証拠を示しお前が犯人だというべきなのだ。
新規な発見では、勇み足の部分が多い。

 STAP細胞事件も同様だ。100回作った、200回作った?100回作ったのなら101回目を早く作れ!センセーショナルなプレゼンを狙って実験室で割烹着だと!?ふざけるな!当時私は腹立たしかった。怪しい発表は語るに落ちるということがよくある。追われてもいないのに自分からぼろをだすこともある。彼女がそうだと思ったのは「君の論文は過去、何百年もの歴史ある生物学を冒涜している」と言われたと自ら言っていたときだ。ああ、これは典型的な冒涜していると心の中で思っている人間が発することばだと。こういう人は今まで沢山見てきたと。思った。

 韓国の黄禹錫のES細胞もあった。韓国ではノーベル賞だと盛り上がったのだが、捏造だった。

 他にも捏造論文は枚挙にいとまない。
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 このような他の研究者の予算獲得を妨害するようなゆるゆるの発表をする科学者は反面教師としてその名を歴史に留め、新規発表のときは慎重にすべきと教えるべきだ。
北大工学部の水野忠彦助手(ググれば常温核融合研究の世界的第一人者の一人とされている)
東海大工学部の坂本重康教授
中性子の検出も再現性が怪しいしガンマ線の検出もダメだ。
過剰熱が出るのならたとえ核融合でなくても新反応・未知反応としてそれを利用してエネルギー問題を解決できると期待されるが34年経ってもダメではないか。
とにかく、彼らのこの研究に予算をつぎ込んで他の研究者の予算獲得を阻害したいう罪は重い。
フライシュマンとポンズは科学の黒歴史に名を残すべきだ。

ググっても見つからないのが20世紀初頭のデルタ線の発見問題。当時X線から始まりα線,β線,γ線と次々と放射線が発見されたが、デルタ線を発見したという報告がヨーロッパ大陸の国(フランスだったと思うが)の科学者が発表したがそれは間違いだったという記事を科学雑誌で読んだ。昔からこういった発見したと勘違いした事例はあった。

大学教授の質もピンキリだ。とんでも学説の教授も普通にいる。

三菱と太陽酸素,フロンを使わない半導体洗浄器を開発
ASCII1989(08)b06三菱太陽酸素フロンを使わない_W508.jpg
オゾン層を破壊するフロンの規制をかわすため代替フロン研究が進められていた。

通産省,フロンガスの分解に成功
ASCII1989(08)b08通産省フロンガス分解_W503.jpg
現在使用されているフロンの分解に役立つのならいいが、オゾン層を破壊しないフロンの代替品研究を進めるのではなく、フロンを使い続けるためにこの研究を進めるとは通産省らしい。記事をスクラップすると通産省への悪感情がわいてくる。

NTT,高速ISDNサービスの運用を開始
ASCII1989(08)b08NTT高速ISDN_W502.jpg
ISDNを使うまでは夢のような技術だと期待していたが、使ってみると大した感動はなかった。

ソ連,西ドイツからコンピュータを30万台輸入
ASCII1989(08)b16ソ連西ドイツからコンピュータ購入_W503.jpg
宇宙開発、航空機、原子力とかの重厚産業では西側に劣っていないと思っていたが、パソコンでは全然勝負にならなかった。34年後ハードはともかくソフト特にセキュリティ攻撃用のプログラムとかの開発では世界トップレベルだと思う。パソコン通信を経験した私は、インターネットは性善説を基にしたダメなテクノロジーなんだなと思っている。

富士通,シンボルマークを変更
ASCII1989(08)b08富士通シンボルマーク_W503.jpg

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