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その他ハード、COMDEXレポート(月刊ASCII 1990年1月号3) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

ASCII EXPRESSをスクラップする。

富士通,日立,三菱の3社がTRON仕様のマイクロプロセッサGMICRO/3000を開発
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まだTRONは死んでいなかった。

富士通,米社と次世代超LSIで提携
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東芝,世界最高速のガリウム砒素ICを開発
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東芝が最大10万ゲートの回路構築が可能なゲートアレイを発売
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日本企業の研究開発部門はまだ世界に遅れをとってなかった。

三菱電機が最大アクセス時間100nsの4MbitEPROMを発売
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富士通,宇宙用機器仕様の16KbitPROMを開発
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H3ロケット2段目着火せずに失敗したわけだが、2段目エンジンは従来品なので信頼性が高いが、それを制御するための電子回路に問題があったと予想している。物凄い振動でエラーを起こしたのかもしれない。プログラムにミスがあった可能性が高いのではないか。日本の半導体技術、回路設計の技術は落ちたものだ。これは、日米半導体協定がすべての元凶だと思っている。33年前は世界の先頭を走っていたのだから。

日立マクセル,8MbytesROM内蔵のメモリカードを開発
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IBM,マルチプロセッサWSの試作品を開発
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VLSIが80286/80386ベースのPC/AT用チップセットを発売
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Conner Peripherals,小型HDD4機種を発売
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2.5インチと3.5インチのHDDを発売した。

緑電子が90MbytesHDDなどを発売
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Professor S90が19万8000円

アイテックがハードディスク6機種を発売
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IT H-45Rが16万5000円。

日本ビクター,1インチ高の80MB3.5インチHDDを開発
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日本ビクターでもHDDを作っていた。

日本システムハウス,2.3Gbytesストリーマを発売
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マイクロコア,ファミコン用通信アダプタを開発
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パソコン通信ではなくファミコン通信というわけか。使っている人は知らなかった。

岩崎技研工業,3.5/5/8インチ間メディアコンバータを発売
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52万8000円もするこの機械はどんな機械だったのだろうか。

リコー,マイクロチャネル対応LANボードを発売
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カノープス電子,ビデオ信号取り込みボードを発売
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この製品ではないがカノープスのビデオキャプチャーボードを職場でも家庭でも使っていた。

日電,S-VHS方式のパソコン対応ビデオを発売
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富士フィルム,電動2倍2焦点の電子スチルカメラを発売
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まだデジタルカメラとは言ってなかった。

富士フィルム,カメラ型の複写機を発売
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一見プロジェクターと思わせる形だがカメラであった。

ニコン,フルカラープリンタを開発
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日電HE,PC Engine関連製品を発売
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三洋電機,複数の辞書を内蔵した電子辞書を発売
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ハイパー電子辞書(愛称:アンサーマン)の価格は3万4800円。月産1万台を計画。

カシオ,C言語も使えるポケコンを発売
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FX-870Pの価格は2万8000円。
電卓に毛の生えた端末でC言語を使うのがわからない。BASICで十分だろう。

三洋電機,世界最高効率の太陽電池を開発
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COMDEX Fall'89の速報レポートをスクラップする。

■EISAマシンがいよいよ登場
 '90年代のMS-DOS系マシンを占う上で注目されるものの1つとして,32bitバス規格の行方がある.本家のIBM社は,PS/2シリーズで従来のATバスとはまったく互換性のないMCA(Micro Channel Architecture)を採用した.これに対して,Compaq社を中心としたクローンメーカーは新しいバス規格EISA(Extended Industry Standard Architecture)でIBM社に真っ向から対決する姿勢をとっている.EISAバスは,従来のATバスボードでもなんら変更なく使用できるという特徴がある.今回のショウにはEISA規格のマシンやボード類が多数発表され,MCA対EISAの対立がいよいよ表面化してきた.
 両陣営のリーダーであるIBM社,Compaq社のブースでは,それぞれの規格のボードを一堂に介して展示するなど、かなり相手を意識した内容となった。現時点では,スタートの早かったIBM社のほうが,ボードの数ではEISAの一歩先を行っている感じだが,EISA陣営の追い上げは急だ.今後,どちらの規格が市場を制するかは予断を許さない.

■486マシンが各社から発表される
 現在の米国PC市場の主力マシンは,20~33MHzの386ベースPCだ。486は基本的な機能は386とほぼ同じ。速度は,386に比べて内部キャッシュメモリなどの拡張がなされている分だけ速くなった程度のもの。それでも,より高速な上位コンパチマシンに対する要求は強い.また,'89年10月に発見された486の演算命令のバグは,出荷を多少遅らせた程度で全体的なスケジュールには影響を与えなかったようだ.
 Intel社によると,現在200社以上が486をベースにしたマシンを開発しているという.25MHz版486(前述のバグを取り除いたもの)は884ドルで出荷中.33MHz版は今年末にもサンプル出荷を開始し,'90年第2四半期から正式出荷する.今回発表された486マシンは,いずれも'90年初頭の出荷開始が予定されている.

■米国でもブームのラップトップマシン
 米国でも,ラップトップ型PCはブームになっている.一時期はやりかけた高性能ポータブルよりも,より小型化されたものに人気は移っているようだ。その最右翼に位置するのがPoqet Computer社のThe Poqet PC.単3電池2本で100時間も動作できるとあって注目を集めた.
 ラップトップの元祖的存在の東芝は,DynaBookの米国仕様「T1000SE」を発表した.日本同様に,人気を勝ち取れるかが見ものだ.Zenith社やCompaq社などの米国企業もラップトップを重要戦略製品にあげているが,現時点ではLCDの製造技術などの点で日本企業が優位に立っている

■マルチメディアが新たなるフロンティアに
 米国のソフト市場において,マルチメディアが新しいフロンティアになりそうだ。最近マルチメディア戦略を次々と打ち出しているIBM社は,LinkWayによるアプリケーションのデモや,ウィンドウ内でライブビデオを表示するシステムなどを展示した.マルチメディアに対する本格的なサポート体制を整えつつある.Intel社のDVIグループは,DVIオーサリングツールを発表したこのシステムは,CEIT Systems社が開発したもので,「Authology」と呼ばれるソフト.DVIアプリケーションの開発を容易にするものとして注目される.
 ソニーは,書き込み可能な(リアルタイムプレス)CD-ROM開発ユニットを発表した。ヤマハの現行システムとほぼ同機能のものだが,メディアの価格などの点で優れているといわれる.
(ザイロンコーポレーション代表 脇山 弘敏)


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33年前次世代バス規格争いが注目されていた。技術の進歩が速いため争っている間に次の次世代パス規格へと突入した。
記事では486CPUを低評価していた。ワイヤードロジックにしたことの評価やキャッシュの増加の効果を甘く見ていた。486は内部クロックを倍速にするなどどんどん高速化していった。
マルチメディアの原型はこのときすでにできていた。
この業界日本が遅れをとるなんて33年前は想像できなかった。

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