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ビル・アトキンソンのインタビュー、その他(月刊ASCII 1989年5月号3) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

ASCII EXPRESSの記事をスクラップする。

HyperCardを作ったビル・アトキンソンのインタビュー記事があった。貴重なのでスクラップしておく。
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グラフィックスの魔術師・HyperCardの開発者
ビル・アトキンソン インタビュー

 アップル・フェローの1人,ビル・アトキンソンが来日した.“グラフィックスの魔術師”の異名を持つ彼は,マウスベース・ソフトの基礎を築いたと言っても過言ではない米国屈指の天才プログラマである.Macintosh(以下Macと略)の中枢である描画ルーチン「QuickDraw」や,パーソナルコンピュータ用ペイント・ソフトの原型となった「MacPaint」を開発して一躍脚光を浴びた後,4年の沈黙を経て,1987年9月に次世代環境プログラム「HyperCard」を発表,その存在を世界に再認識させたことは記憶に新しい。

――HyperCardを開発しようと思った動機は?
ビル:Macは,最も優れたマンマシンインターフェイスを持ちながら,そのプログラミングは最も難しいとされています.そこで,素人でも簡単にプログラムができるような環境,つまり、抽象化されているものを可能な限り具象化して,把握しやすい形で見ることができる環境を作ろうと思いたちました。
――テッド・ネルソンが'60年代から提唱しているHypertextに触発されていますか?
ビル:先達の業績は私を鼓舞するし,彼らのコンセプトは非常に魅力的ですが,直接の影響は受けていません.HyperCardは,あくまでインターアクション(interaction)というポイントにウェイトを置いています。インターアクションとは,情報を集めてそれらをリンクすることで,情報が相互に作用し合う環境やプロセスを指しています。
 簡単に言えば,オモチャのレゴに似ています。ブロック形状の部品を組み合わせてトラックや飛行機が簡単に作れるレゴのコンセプトは,HyperCardにもあてはまることです.HyperCardでは,ボタンやフィールド,カードなどを組み合わせてスタックウェアを作ります。レゴの各ブロックが,ちょうどボタンやフィールドなどにあたりますね。こうしたブロック化によって,プログラミングの経験のないユーザーでも,既存のスタックウェアを少しずつカスタマイズすることが可能になっています。だから,プログラミングの未経験者にこそ,最も使ってもらいたいソフトなのです.HyperCardが発表されてから,Macのプログラミング人口は250倍になっているという調査結果も出ています。
 HyperCardは,Lotus1-2-3やWordPerfectのような高機能専用ソフトにはかなわないと言われますが,精巧なトラックや飛行機の模型が欲しいのであればプラモデルを買えばいいわけで,HyperCardはもっとユーザーディペンドの環境を提供するツールだと思っています。同じようなコンセプトを,ジョン・スカリーは「Knowledge Navigator」と表現し,アラン・ケイは「DynaBook」と表現していますが,私たちの思考の基本にあるのはインターアクションの世界なのです.HyperCardは,私なりに考えたインターアクションのワンステップに過ぎません。最終的な目的は,コンピュータが身体の一部になるような,トランスペアレントな環境を作ることです。

――HyperCardの今後の開発予定は?
ビル:まず,レーザーディスクやビデオカメラの動画情報をダイレクトに表示できるような「HyperTV」という環境を早期に作りたいと思っています.また,「Script Translator」と呼ばれるHyperTalkのスクリプト対応の翻訳ソフトを計画しています.HyperTalkはHyperCardが装備しているプログラミング言語ですが,スクリプトにあたるコマンドは英語です。そのコマンドを日本語や仏語,独語でも使用できるようにして,実行時にScript Translatorを通して英語コマンドに翻訳して動作させるような環境を計画しているわけです。これが完成すれば,米国人の私が日本語でプログラムしたスタックウェアの内容を,Script Translatorを介して理解できるようになります。
――その他には?
ビル:HyperCardは,もともとポータブルコンピュータを作ろうという計画の途上で出てきたものでした。そのポータブルコンピュータは最終的には商品化されなかったのですが,HyperCardには,その時に考えた夢を埋め込んであります。だから、次は「ポータブルHyperCard」を開発しようと考えています。これに対応するハードウェアのアイデアもあるんですよ。たとえば,ポケットサイズの「PostCard Transmitter」というハードウェアです.デザインは薄いノート形で,表側には住所や名前,郵便番号などが,裏側にはメッセージやグラフィックス,動画,音声などが入力でき、電話回線でデータを直接送信できるものです。
――既存のMacの環境で考えられることは?
ビル:HyperTalkをMacOSのレベルに落として,他のアプリケーションソフトとの連係を図ることが将来的には考えられます。実際には,アプリケーション側の対応も必須の条件になりますが,オブジェクト化したアプリケーションの機能をHyperCardで利用したり、逆にHyperCard側の機能をアプリケーションで利用するといったことですね.

Bill Atkinson:カリフォルニア州立大学サンディエゴ校化学科を卒業後,ワシントン大学にてエレクトリカル・エンジニアリング科修士課程を修了.1978年,米Apple Computer社に入社.AppleII用プログラミング言語の開発を担当したのち,Macの開発プロジェクトに加わる。同社に多大な功績を残した社員に贈られる称号「アップル・フェロー」を持つ。彼を含めたフェローは,アラン・ケイ,スティーブ・ウォズニアック,アル・アルコーンの4人.
高い評価を受けていたHyperCardをまさかAppleが捨てるとは思わなかった。当時そのようなことを予測した記事は無かった。未来予測はかくも難しいものか。

「米国ハイテク産業の動向」をスクラップする。
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米国ハイテク産業の動向
■UNIX20周年目のUniForumはRISCが中心
 UNIXがAT&T社ベル研究所で初めてインストールされてから,今年で20周年を迎える.20年といえば,ことコンピュータ業界にとっては気の遠くなるような時間だ。この間,LSI技術の急速な進歩によって,コンピュータは100分の1というサイズになり,逆に速度は数100倍に達した。今や,DEC社のPDP-11よりも格段に高速なマシンが各家庭に入り込んでいる.UNIXのショーである「UniForum」も今年で第6回目を数え,今までになく盛況をきわめた。その背景には,(1) 80386系マシンへのUNIX移植がほぼ一通り完了し,PCレベルのマシンでもUNIXが走るようになった,(2) 高性能なRISCチップの登場で,上位UNIXマシンの性能が飛躍的に増大しているといったポイントがある。これら2点は,ユーザーの立場から見た場合,UNIXマシンの選択幅の拡大という状態を生じさせ,その結果として,UNIXはワークステーションレベルのマシンを中心に,共通OSとして強力な地盤を確立するに至っている.
 RISCチップの採用は,単に目新しさだけを狙ったレベルから,純粋にシステムの高速化という点で語られるレベルにきている.表は,現在までに発表された主なRISCチップの一覧である.
 この中で,SPARCチップはSun-4シリーズで使用されているRISCチップで,処理速度10~20MIPSを誇るCPUである。そのアーキテクチャをそのまま採用したSun-4コンパチブルなマシンが,Solbourne社から発表された(同社は松下電器と提携関係にある)。同社のAllan Snellによると,「Series4」と名付けられたこのワークステーションは,「Sun-4とバイナリレベルで完全な互換性を持っているので,アプリケーションを変更することなしにそのまま動作させることができる」という.このマシンのOS部分であるSunOS,SunView,NeWS,NFS/ONC,Pixrectsグラフィックスライブラリなどは,Sun Microsystems社から直接ライセンス供与を受けている.Sun社は,Interactive社と提携してSunOSの拡販に乗り出すなど,SPARCチップを用いたシステムの普及に力を入れている最中で,SPARC陣営に新たな戦力が加わった形となった.
 System Vリリース3.3が80386CPUにインプリメントされて以来,同CPUをベースにしたUNIXマシンが続々と発表されている.今年中には,Intel社の最後のCISCチップである8086がリリースされる予定だが,このコンファレンスで同社が発表したのはi860だった.i860は,64bit演算が可能なRISCベースのプロセッサである.1ミクロンCMOSプロセスで製造されたチップ上には実に100万個ものトランジスタが集積されている.1チップにデータ/インストラクション・キャッシュ,整数演算部,浮動小数点演算部,浮動小数点乗算部などがコンパクトにレイアウトされている.ちなみに,SPARCは5個,88000は3個のチップで構成されている.内部には,スーパーコンピュータCrayのパイプライン処理とよく似た処理方法を採用し,演算速度は浮動小数点演算速度で最大80MFLOPS,整数演算で90K Dhrystones/秒と驚異的な速度を達成している(33MHz版SPARCが約40K Dhrystones/秒)。同社は,i860を搭載したPS/2用ボードを試作して画像処理を実演したが,その速度には目を見張るものがあった。すでに,i860対応のFortran-77とCコンパイラが完成しており,今年後半にはUNIXVリリース4.0の移植を完了させる計画である.今年末から来年にかけて,同チップを利用したシステムやボードが開発されるものと期待されており,“デスクトップ・スーパーコンピュータ”なるものが実現される日もそう遠くないかもしれない。
 今年のUniForumは,AT&T社とSun社が中心になっているUNIX International陣営とIBM社を中心とするOSF陣営の対決姿勢が強く前面に押し出された形となった。ほとんどのブースでは,自社が属する陣営のサインを掲げていた。これらの陣営とは別に,NeXT社のマシンにも採用されたカーネギーメロン大学の分散型UNIXであるMachも加わり,今後のUNIXの行方はまだまだ混沌としているようだ.

Mac II cxの評判は上々
 Apple社が「MacintoshIIcx」を発表した.NuBus拡張スロットが3つになったほかは,MacintoshIIxと基本的に同じスペックである.John Sculleyは先頃、「我が社は1000ドルから6000ドル台の機種を中心に展開して,ワークステーションとは一線を画す」との方針を明らかにしたが,Mac II cxも価格的には40MbytesHDD内蔵で5369ドルと低価格路線を採用している。ユーザーの反応は,現在のところ非常によいようだ。いよいよ激化するワークステーション分野を避けて,あくまでパーソナルコンピュータで勝負するという同社の思惑がどこまで当たるかは、やはり'90年代にならないと結果は出ないかもしれない。
各社のRISCチップ
CPU メーカー クロック
(MHz)
MIPS
採用メーカー 発表年
R3000 MIPS 25 20 DEC,Silicon Graphics,ソニー 1988
SPARC Cypress 33 20 Sun,AT&T,Xerox,富士通 1988
88000 Motorola 25 17 Data General,NCR Tektronix,Stratus 1988
29000 AMD 25 17 ―― 1988
SPARC 富士通 25 15 Sun,AT&T,Xerox,富士通 1987
PA HP 15 9 HP 1988
RT IBM 12 7 IBM 1988
(ザイロンコーポレーション代表脇山 弘敏)


いったいどうしたのだろうか。このi860に対する高評価。実際に動いているところを見てないでカタログスペックだけで判断したのではないだろうか。

i860の記事をスクラップしたばかりだった。ここに再掲する
CPU、ハードウェア他(月刊ASCII 1989年4月号3
-------------- 以下再掲部分 --------------
インテルが100万トランジスタを集積した64bitMPUを発売
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このCPUについてはあったのかどうかすら忘れるほどの可哀そうなCPUだった。
以下の記事を思い出した。
ロードマップでわかる!当世プロセッサー事情 第116回
忘れ去られたCPU黒歴史 渾身のRISC CPUが駄作 i860

 Parallelism in the i860 microprocessor is not transparent; rather, programmers have complete control over parallelism and therefore can archive maximum performance for a variety of computational problems.
「i860マイクロプロセッサーでは、自動での並列処理は一切してくれない。そのためプログラマーは処理にあわせて最大の性能を引き出すためには、完璧に並列処理できるように制御する必要がある」

 つまり、「制御方法は用意するから、後は勝手にやってね」という発想だ。RISCの思想はまさにこれであり、その思想を忠実に体現したアーキテクチャーとも言える。
 だが、物事には何事も程度というものがある。RISCプロセッサーも最初はシンプルな命令体系だったのが、次第に命令が複雑化していって、いろいろな性能改善のメカニズムを内蔵していった。これは「何でもかんでもソフトウェア任せにすればいい、というものではない」ことを、RISCプロセッサーベンダー各社が身をもって体験した結果でもある。

 またi860は、コンテキストスイッチが極めて遅いという欠点もあった。Windowsでも何でもマルチタスクのOSは、複数のプログラムをきわめて短い時間で切り替えながら処理を進めていく。こうした処理の切り替えがコンテキストスイッチだが、切り替えが入ると当然パイプラインの中身は全部破棄されて、新しいプログラムをロードする必要がある。こうした処理はそもそも性能の最適化が難しいため(最適化を主とするなら、やってはいけないような処理の塊)、i860では極端に性能低下が起きることになった。
ASCII EXPRESSの記事を見てもこんなことは想像もできない。スクラップしていくと当時ASCIIを読んでi860の性能について間違えていることを知識として蓄えていったかがわかる。おそらく私は知人らにこのような間違えた知識を偉そうに話していたに違いない。
-------------- 再掲終わり --------------
RISCの本質とも言える「制御方法は用意するから、後は勝手にやってね」を額面通り作ったCPUなので失敗したということのようだ。
パソコン関係の記事とは当てにならないものだ。

アップルコンピュータジャパン社長に武内氏が就任
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なぜこの記事には武内重親氏を載せたのか?武内重親氏についてググってみるとそれ相当の経歴の人だった。Apple Japanの募集広告がASCIIに載っていたのもうなずける。

米Apple社,今四半期の収益低下を予測
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この後もApple社の低迷が続いたのかどうかスクラップして確かめる。記憶では独禁法に抵触しないようMicrosoftがAppleを助けたのだったか。OSはMS-DOSだけではないです。Mac OSもあります。という根拠にすべくAppleを倒産から救っただったろうか。

2つのAppleが商標権争い
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これはは前号のスクラップで「HDD拡張フォーマット訂正ビートルズとApple訴訟他(月刊ASCII 1989年4月号7)」編集室からの記事にあった。今でこそリンゴはApple Computerだが、昔はというかもともとはビートルズだった。あれほど確立していたビートルズのリンゴをよくもまあApple Computerは手に入れることができたものだ。弁護士の力なのだろうが、米国のやることといったら気に入らないことだらけだ。

米国,日本製ディスケットをダンピングと判断
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日本製品のダンピング問題は日常茶飯事だった。
ディスケットという用語懐かしい。厳密にいえばディスケットは8インチ、それもIBMのものを指していう用語であって5インチや3.5インチに使うのは正しくないと突っ込む知人がいた。

スペースシャトルへファクシミリ通信成功
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なんとも懐かしい、歴史を感じる記事だ。スペースシャトルは古臭く感じないが、ファクシミリはもう死語に近いものを感じる。

ソ連がエキスパートシステムを英から購入
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「ソビエトが独自にアプリケーションソフトを作成することは禁じられている。」とあるが、どのように検証したのだろうか。

ハッカー・スパイ事件にKGBが関係か?
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もはやなくなった組織のKGB。私たちはカーゲーベーと言っていたが、いつのころからかケージービーと英語読みになった。ゴルゴ13を読んでいたころカーゲーベーだった。話はずれるが、昔はBMWをベーエムベーと言っていたが、いつの間にかビーエムダブリュになった。両社とも、カーゲーベー、ベーエムベーの方が格好いいというか迫力があると思う。英語読みは軽いと感じる。

日電と松下,西暦2000年までにフロン全廃
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昔はフロン、今は二酸化炭素。

日立,ISDN対応テレビ会議システムを投入
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価格 タイプIが1800万円。今はWebで会議ができる。価格は1000分の1まで下がったとしていいか。

ASCII EXPRESSの扉は富士通の電脳遊園地
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扉の写真だけで記事は無かった。

学研,Lotus1-2-3用マクロ集を発売
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価格は3万5000円。学研が出したということでスクラップした。1-2-3のマクロは自作するのが当たり前だと思っていた。各社それぞれ仕様が異なるのだろうからこのようなものを買って使えるのだろうか。それに修正するとしてもExcelのVBAと違い1-2-3のマクロは可読性が悪いので大変ではなかろうか。自作した方が早いと思う。

日本マイコン販売がTOWNS用日本語ワードプロソフトを発売
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TOWNSをただのゲーム機にしないためにもビジネスソフトは必要だった。

ソニー,UNIXの両組織に参加
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UIIとOSFの戦い。結果はどうなったのか、これも今後のスクラップの楽しみ。

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パソコン、ワープロ、その他ハード(月刊ASCII 1989年5月号2) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

ASCII EXPRESSの記事をスクラップする。

YHPが80286を搭載したAXマシンを発売
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Vectra-AXシリーズ。45970C-AXが65万円。

シャープがAXマシンに新シリーズを投入
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AX386Sシリーズ。AX386S-Fが59万円。

ソニーが386SXを搭載したAXマシン8機種を開発
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QuarterL PCX-300F11が27万8000円から。
このシリーズは「こうたれ(買うたれ)」をもじったネーミングだと私たちは勝手に言っていた。

Apple社が68030搭載のMacintosh II cx4モデルなどを発表
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Macは縦型の筐体にしても美しい。キーボードもおしゃれ。CPU等先進的なというか最新のというかいいものを搭載していた。触っているだけで幸福感が沸くマシンだと勝手に思っていた。価格が高いのが最大の欠点。日電なんてちょっと遅れ気味のCPUを搭載して価格も高かった。使っていて面白くない気分になった。作ったプログラムを他人に見せたかったから我慢して使っていた。

富士通が1670万色の同時表示可能なマシンを発売。
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FMR-50VTの価格は65万円。
640×400ドットでは256,000色しか同時表示できないと私たちは突っ込んでいた。

米Mitsubishi,386SX搭載の32bitマシンを発売
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三菱もアメリカでパソコンを作っていたのか。当時は当たり前のことだが。

日本モトローラ,VMEデルタ・シリーズを拡充
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CPUはMC68030(20MHz)、コプロセッサ MC68880で価格は1450円から。

丸紅,米社製スーパーコンピュータの販売を開始
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Cogent Reserch社の XTM を販売開始。
スパコンの定義が分からなくなった。
CPUはT800(20MHz,5MIPS)×2。1900プロセッサまで並列接続できるからスパコンなのか。
価格は232万円から。

松下通信,パナワードに新シリーズを投入
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Newパナワード5000シリーズの 550が32万8000円からとパソコンに負けないくらい高かった。

富士通がラップトップ型ワープロを発売
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OASYS30LX 価格は19万8000円。この価格ならパソコンより安い。

ナショナルセミコンダクタ,32bitCPUを投入
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NS32GX32で20MHz,25MHz,30MHz。

米Mtorola社,最新32bitMPUの仕様を発表
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MC68040。どんなCPUかはスクラップしていくと記事に当たるかもしれない。

テクノジャパン98用HDD3機種を発売
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SP-340 II (40Mbytes)が11万5000円

ロジテック,PC-9800用HDDに新シリーズを投入
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LHD-32V(20Mbytes)が12万8000円

キャラベルデータが98用の内蔵40/80MbytesHDDを発売
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CA428 (40Mbytes)が14万8000円。
今は内蔵のベアドライブの方が外付けのHDDより安かったが、昔は逆だった。

シー・ティー・エス,コンポタイプのHDDを発売
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HDα-72(72Mbytes)が19万8000円から。

シチズン,薄型3.5インチFDDのOEM供給を開始
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シチズン時計がFDDを作っていたとは覚えていなかった。

丸紅がMacintoshでMS-DOSディスクを読み書きするための外付けFDDを発売
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DF-0600が15万8000円。HDDより高い。

東芝がCD-ROMドライブ2機種を発売
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XM-5100Aが9万8000円

日立マクセル,書き換え可能光磁気ディスクを発売
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両面に記録できるカートリッジタイプのようだ。サンプル価格が4万5000円。33年前メディアの価格は物凄く高かった。

データコントロールがPC-9800/J-3100用TOPSを発売
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価格は9万8000円とLANをするには金がかかった。

アイワがMNPクラス5の2400bpsモデムを発売
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PV-A24MNP5の価格は5万4800円。パソコン通信をするにはこういったものを買わねばならなかった。変な人が少なかったのはこうしたためかもしれない。高い金をかけてまでデマ誹謗中傷をする人はあまりいなかった。

東映が98用の20インチカラーディスプレイを発売
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FCD-203Mの価格は39万8000円。パソコンを趣味とするにはとにかく金がかかった。

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パソコン広告(月刊ASCII 1989年5月号1) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

もう一度読み返し、スクラップする。

ASCII1989(05)表裏_W520.jpg
裏表紙は前号と同じFM TOWNSだった。

表紙見返しの広告はこの年もNECが独占した。
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前号と同じだった。

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PC-8801FEの広告。1988年11月号と1989年2月号の使いまわし。

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NECのモデムの広告。小沢なつきが小さくなった。

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左頁はIBMのパーソナルシステム/55。

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シャープのAXマシン。AX286LとAX386。前号の使いまわし。

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シャープのX68000の新型。前号の使いまわし。

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シャープのX68000の周辺機器の広告。

ASCII1989(05)a07PE-E500_W520.jpg
シャープのポケコン。PC-E 500。前号の使いまわし。

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左頁が東芝のJ-3100。鈴木亜久里を起用した。

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左頁がオムロンのLUNA。

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FMTOWNSの広告。前号の使いまわし。

ASCII1989(05)a11TOWNS_W520.jpg
FMTOWNSの広告

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南野陽子の富士通FF77AV40SXは前号の使いまわし

ASCII1989(05)a13FMR_W520.jpg
南野陽子の富士通FMR-50シリーズは前号の使いまわし。

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ASCII1989(05)a14FM電脳遊園地国実百合_W158.jpg
ASCII1989(05)a14FM電脳遊園地西村知美_W191.jpg
左頁が富士通の電脳遊園地の広告。1989年3月号に続いて2回目。
国実百合と西村知美の写真があった。
右頁がYHPの関数電卓の広告。前号の使いまわし。

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PanacomMは前号の使いまわし。

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ソニーのNEWS。前号の使いまわし。

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ASCII1989(05)a17SONY募集_W520jpg.jpg
左頁がソニーの募集広告。

ASCII1989(05)a18三洋AX_W520.jpg
三洋のAXは前号の使いまわし。

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キヤノンのLASER SHOT。

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キヤノンのNAVI。

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AppleComputer、CanonによるMacの広告。前号の使いまわし。

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キヤノンのAXマシン。AXi。前号の使いまわし。

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キヤノンのバブルジェットプリンタの広告。前号の使いまわし。

ASCII1989(05)a24PC-386_W520.jpg
エプソンのPC-386。前号の使いまわし。

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エプソンのPC-286LSの広告。

ASCII1989(05)a26WORDBANKnote2_W520.jpg
右頁がエプソンのWORD Bank-note2の広告。前号の使いまわし。

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ASCII1989(05)a28PSクラブNET_W520.jpg
IBMのパソコン通信IBMPSクラブNETの広告。

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Excelの広告。Windows 2.xをインストールしているマシンが少ないのにWindowsで動かすソフトを広告して効果はあるのか。この広告を見てWindows 2.xを買おうと思うのだろうか。

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花子Ver.2の広告。

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一太郎Ver.4の広告

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duetとシルエットは見開きページに一つにまとめられていた。

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ジャストシステムのEMSの広告。この号ではスキャナの広告は無かった。

ASCII1989(05)a35オーシャノグラフィー_W520.jpg
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左頁がオーシャノグラフィーⅡの広告。確か使っていたと思うが、データは個別にこまめにFDにバックアップしていたので、HDD全体をリストアしたことはなかった。
33年前、HDDは壊れるもの、信用できないものという認識だった。

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ボーランドの日本法人設立の広告。

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左頁がボーランドのアセンブラの広告。

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ツクモ電機の広告。パソコンショップでASCIIのカラーページに広告を掲載しているのはツクモだけだった。

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裏表紙裏はFUJI FILMのフロッピーディスクの広告。前号の使いまわし。

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HDD拡張フォーマット訂正ビートルズとApple訴訟他(月刊ASCII 1989年4月号7) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

1989年2月号の記事に誤りがあったことに対する訂正記事が「TBNの相談室」https://cooecc2.blog.ss-blog.jp/2022-11-11にあった。元記事をここに載せる。
 MS-DOSのVer.3.1からは、FATエントリのビット数を16ビットに増やしてFATで管理できるクラスタの最大数を216-11=16373に増やし、より大容量のハードディスクに対応できるようになりました.この16ビットFATエントリを使ったフォーマットを「拡張フォーマット」と呼んでいます.
 拡張フォーマットーを使えば,40Mバイトのハードディスクも1つのディスクとして扱うことができます.さらにPC-9801のMS-DOS,Ver.3.3からは、SCSIインターフェイスを通して接続するハードディスクならば130Mバイトまでのハードディスクを扱うことができるようになっています.


訂正記事がこれ
ごめんなさい!
E:2月号の本コーナー「HDDの拡張フォーマット」で,「拡張フォーマットとは16ビットFATのことである」とお答えしましたが,これは間違いであると読者の皆さんからの御指摘をいただきました.当方の勉強不足から,このようなミスが発生してしまったことを深<お詫びいたします。
 記事中間違っていた点を,以下のように訂正させていただきます。
(1) 拡張フォーマットとは16ビットFATを使ったクラスタの管理の方法ではなく,ハードディスクを論理的にいくつかの領域(パーティション)に分け,それぞれの領域をあたかも独立した1台ずつのドライブであるかのように管理する方法である.
(2) PC-9801用のMS-DOSVer.3.1では,16ビットFATを使ったクラスタの管理はできない.
(3) PC-9801用のMS-DOSVer.3.3では,SCSIインターフェイスタイプのドライブだけが16ビットFATをサポートしている.
 それではあらためて拡張フォーマットと16ビットFATについて,簡単ですが解説したいと思います。
 まず,MS-DOSVer.3.1から使えるようになった16ビットFATですが,FATエントリを12ビットから16ビットに増やすことの効用は,2月号の記事の通りです.管理することのできるクラスタの数を増やすことで一つのクラスタの大きさを小さくして,ディスクの利用効率をよくします。
 ただし,PC-9801用に市販されているMS-DOSVer.3.1では,16ビットFATを使うことができません.これは,MS-DOSの中でディスク装置を直接コントロールして入出力を行うルーチン(デバイスドライバ)が,16ビットFATをサポートしていないからです.
 MS-DOSの本体である"msdos.sys"は機種によらず共通です.したがってデバイスドライバを書き換えてやれば,PC-9801でも16ビットFATを使うことができるようになります。実際に別のデバイスドライバを用意して,ハードディスクで16ビットFATを使えるようにするソフトもあります。
 一方PC-9801用のMS-DOSVer.3.3は,SCSIインターフェイスタイプのハードディスクに限って16ビットFATが標準で使えるようになっています.
 さて拡張フォーマットですが,これはFATのビット数とは直接関係ありません.しかし,クラスタの大きさを小さくして,ディスクの使用効率を上げるという発想は同じです.拡張フォーマットの場合は,1台のハードディスクドライブをいくつかの「論理ドライブ」に分割します.さらに,クラスタサイズも標準フォーマットでは8Kバイトで固定なのに対し,拡張フォーマットでは(論理)ドライブの総容量に応じてクラスタサイズが適宜変わるようになっています。このため,見かけ上のドライブの容量を小さくすることで,クラスタの総数を変えずにクラスタサイズを小さくすることができ,ドライブ全体としてディスクの利用効率が上がるわけです。
 論理ドライブは,ソフトウェアの側からは普通のドライブと同じくそれぞれのドライブ名(A,Bなど)で管理されます.つまり,実際は1台しかないハードディスクが何台もあるかのように見えるのです.FATエリアは各「論理ドライブ」にそれぞれ専用のものを持っています.したがって,各FATは一つの論理ドライブの範囲だけを管理するので,FATエントリのビット数が少なくてもよいのです.
 もちろん,拡張フォーマットで40Mバイトのドライブ全体を1台のドライブとして扱うことはできますが,その場合はやはりディスクの利用効率は悪くなります.せっかくの大容量ディスクをいくつもの小さなドライブに分けてしまうのはもったいない話ですが,現状の(16ビットFATを使えない)PC-9801でディスクの利用効率を少しでも上げるための一つの方法なのです.
 それでは,どのようにして一つのドライブ、を複数の論理ドライブに分けているのでしょ うか.
 2月号の本記事でも解説した通り,ソフトウェア(MS-DOS)ではディスクの領域をクラスタ単位で管理していますが,ハードウエアでは「セクタ」という最小単位で管理しています。各セクタには,RAMなどのメモリと同様にアドレス(トラック・サーフェイス・セクタの各番号に分けて考える場合もあります)がつけられています。
 あるクラスタにアクセスする場合,ディスク装置をコントロールするデバイスドライバは、そのクラスタ番号から(論理的な)セクタアドレスを算出し,ディスクドライブ(正確にはインターフェイス)にそのアドレスを知らせます.
 アドレスを受け取ったドライブは,標準フオーマットの場合にはそのままアドレスのセクタにアクセスしますが,拡張フォーマットされている場合にはそのセクタアドレスに論理ドライブの番号に応じた値を加算して,その結果の(物理的な)アドレスにアクセスすることになります.つまり,図2のように,セクタのアドレス空間を分割し、アクセスする場合に各区画の先頭アドレスを加えることで,実際のアドレスを得ているわけです.これは,8086CPUなどの“セグメント”に似た考え方です。
 ハードディスクやインターフェイスの製品によっては,このようなセクタアドレスを変換する機能を備えていないものもあります。その場合は,拡張フォーマットを使うことはできません.
 PC-9801以外の機種のMS-DOSでは「標準」「拡張」の区別はなく,PC-9801で言う拡張フォーマットと同様な方法を使っているものが多いようです.ちなみに,PC-9801用(PC-286も含む)以外のMS-DOSVer.3.1は、最初から16ビットFATを使えるようになっているものがほとんどです.
(竹田)


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拡張フォーマットについてはHDDを分割して使うということしか覚えていなかったし、分割するのがデフォルトだと思っていた。

編集室からの記事に面白いものがあった。
先日聞いた話では,ビートルズ関係の印税管理会社である英国アップル・コープスが,米国のアップルコンピュータ社に対して訴訟を起こしたという。それによると,両社の間では'81年に「米国アップル・コンピュータは『アップル』という商標とマークを楽器には使わない」という著作権契約が結ばれていたが,Macintoshなどはシンセサイザ機能を持っており,音楽用の鍵盤に接続する装置も売っている.英アップル・コープスでは,これは明らかに楽器だと主張しているそうだ。米国アップル社の英国子会社では,「契約違反とは思っていない」とコメントしており結論は今後の動向を待つしかない。とはいえ、「かじられたりんご」のマークが日本のパソコンに付けられていたら,このような訴訟はまだ起きていなかったのではないだろうか.
かじられたリンゴ。Apple社のパクリ。Apple社はよくもまあ、ここまできたものだ。リンゴのパクリを知っている人はほとんどいないだろう。

メインフレームの語源は?
Q:メインフレーム・コンピュータとは,どのようなコンピュータを指すのでしょうか.
A:私達が普段メインフレームあるいはメインフレーム・コンピュータと言う場合は,大型の汎用コンピュータシステムを思い浮かべることが多いようです.また,メインフレーマと言う場合は,大型の汎用コンピュータを作るメーカーを指します。どうやら,ミニコンやワークステーションと大型の汎用コンピユータを区別するために,メインフレームという呼び名が一般に使われているようです。しかしメインフレーム(mainframe)という言葉の本来の意味は“CPU”とほぼ同じで,特に大型のコンピュータを指しているわけではないようです.
 ENCYCLOPEDIA OF COMPUTER SCIENCE AND ENGINEERING(VAN NOSTRAND REINHOLD刊)をひもとくと,メインフレームとは中央処理装置と主記憶装置を収めるキャビネットのことと解説されています。マイクロコンピュータが発明される以前のコンピュータはすべて,CPUもレジスタ部,実行部などというようにいくつかの部品で構成されていました.これらの部品を納めるキャビネットがメインフレームというわけです。
 ですから,一つのICのなかにレジスタや実行部などを収めたマイクロコンピュータが発明されると、当然のことながら事情が異なってきます。マイクロコンピュータならば,CPUと主記憶装置を収めるのにキャビネットと言われるほど大きな入れ物は必要ありませんから.こうしたわけでメインフレームという言葉がCPUを指すものではなくなり,そうしたキャビネットを持ったコンピュータ→大型の汎用コンピュータを意味する習慣となっていったと考えられます。
 ちなみにJISではメインフレームとCPUは同義のものとし,紛らわしいのでメインフレームという言葉は使わない方が望ましいとされています。(樋田)


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メインフレームとCPUは道義のものとは知らなかった。33年前いかに読み込みが浅かったということがわかる。

クロックの切り換えは
Q:パソコンの中には,CPUのクロックを切り換えるスイッチがついているものがあります。一つのCPUなのにどうしてクロックの切り換えができるのでしょうか.
A:デジタルコンピュータの基本的な動作は,
(1) 一つの命令をメモリから読み込む
(2) それを解釈・実行する
(3) 次の命令を読み込む
というように,一つ一つ順序だてて行われています。また一つの命令を読み込むときも,読み込む命令の場所(アドレス)をメモリに知らせ,メモリが応答するのを待ち,メモリから送られてきたデータ(命令コード)を読み込む,といったように、やはりいくつかの段階(ステップ)を踏んでいます.この一つ一つのステップを混乱なく進ませるための基準となっているのが,コンピュータ内部で使われているクロック信号です.
 クロック信号は,その名(clock:時計)の通り決まった周波数で正確に振動(ON/OFFの繰り返し)する電気信号で,クオーツ時計などと同様の水晶発振回路を使って発生させています.CPUやその周辺のLSIは,このクロック信号のON/OFFを見ながら信号を送ったり受け取ったりするタイミングを合わせています.CPUのハードウェアマニユアルなどに載っている,「タイミングチャート」(図1)は,CPUとメモリなどの周辺ICが,クロックを基準としてどのように動作しているかを表しているものです.クロック信号がなかったり不正確だったりすると,CPUは受け取るべき信号がないのに信号を読みに行ってしまったり、信号を送るタイミングが早かったり遅かったりして正確な処理を行うことができなくなります。
 同じ構成のCPUならば,クロック信号の周波数が高いほど実行速度が上がります.ところがCPUもその内部は微細な電気回路の集まりであり,その動作には微小ながらも時間がかかります。ですから,無制限に周波数を上げても,各回路の動作がついて行けなくなってしまいます。そこで各CPUには,設計段階で決められたクロック周波数の限界があります。普通「4MHzのZ80」とか「8MHzの68000」などという場合,このクロック周波数の上限を指しています。上があれば当然下もあるわけで,たいていのCPUにはこれ以下では動作しないという下限のクロック周波数もあります.たとえば,8MHzの80286では,2MHz以下(実際にCPUに入力するクロックの周波数は,システムクロックの倍なので4MHz)のクロックでは動作しないことになっています。
 原理的には,クロック周波数が上限と下限の間にあればそのCPUを動作させることができます。実際にはメモリや周辺LSIとの関係で,動作可能なクロック周波数の範囲はもう少し狭くなります。当然,動作速度は速いほうが有利なので,パソコンを設計するときには,CPUの上限にできるだけ近くなるよに最適のクロック周波数を設定しています。パソコンのカタログに載っている「クロック周波数」は,このようにして決められたシステム中のクロックの周波数なのです.同じ形式のCPUでも,VLSIの製造技術の進歩に伴って,より高いクロック周波数で動作する製品が次々に登場しています.したがって,そのようなCPUを使ったパソコンも当然バージョンアップされてくるわけです.実際,最近のパソコンの新製品には,「クロック××MHz」をうたい文句に旧機種より高いクロック周波数のCPUを搭載しているものをよく見かけます.そして,それらの多くには「クロック切り換えスイッチ」がついていて,CPUクロックを何段階かに切り換えて使用できるようになっています。
 クロック周波数を切り換えることのできるパソコンでは,クロック信号を発生させる水晶発振子やその周辺の回路をいくつか用意し,システムを起動するときなどにそれらを切り換えています。なかには,システムが稼働している最中にも随時切り換えることができる製品もあります。
 では,同じCPUならば実行速度が速いほうがよいのにもかかわらず,わざわざクロック切り換えのスイッチがついているのはなぜでしょう.
 結論から言えば,これはクロック周波数が低い旧機種との互換性をとるために用意されているのです.拡張ボードなど一部のハードウェアには,CPUのクロックが変わると動作しないものがあります.また,単純なループやnop命令などでI/Oのタイミングをとっているソフトウェアは,CPUの動作速度が変わると正常に動作しなくなる場合があります.このようなハードウェアやソフトウェアを使用する場合には,クロック周波数を低いほうに切り換えて使用しなければいけません.また,少々本筋からはそれますが,パソコンゲーム(特にアクションゲーム)などでは,クロックを切り換えて難易度を変えるといった使い方もあるようです.
(竹田)


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16bit機がゲーム機のような使われ方をしていたのでクロックを下げて遅くする機能は必須だった。

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PC-286VS,PC-386,PC-9801LV22,FMR-70HX他(月刊ASCII 1989年4月号6) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

PROIDUCTS SHOWCASEからPC-286VS,PC-386,PC-9801LV22,FMR-70HX,HP-28Sの記事、MUSIC SQUAREからヤマハのC1の記事をスクラップする。
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PC-286VS/PC-386
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スクラップして思うのは昔はこういう筐体の写真が必要だったのだなあということ。ショップで見ることもできるのにわざわざ雑誌に写真を掲載するとは。まあカタログと思えばいいのか。写真を見て実機を触って購入を決めるという流れか。とにかく、写真が多く本文が多くなくてもページ数が稼げる埋め草のような気がする。
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価格が高かった。最安値でも本体のみで40万円近くもした。私たちが買い支えてパソコン業界に貢献したと自惚れていた。
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昔は、キーボードすら掲載する価値があったということ。
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安いマシンもあった。最低が80286(10MHz)で26万8000円だった。
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一般ユーザは数値演算コプロセッサはいらなかった。どうせ、事務処理かゲームしかしなかったから。
まとめの部分をスクラップする。
 さて、エプソンのPC-286/386シリーズを購入する場合,互換性がどこまで実現されているかが気になるところである。動作が確認されたソフトウェアおよびハードウェアは,セイコーエプソンより定期的に発行されている「ソフトウェア/ハードウェアライブラリー」に掲載されている.
 これによれば,現在のPC-286/386シリーズでは,特殊なものを除いてほとんどのソフトウェア,周辺ハードウェアが動作するようだ.心配がある人は,販売店などで見せてもらい,自分が使いたいソフトウェアや周辺機器が,そのまま利用できるかどうか確認すればいいだろう.セイコーエプソンによれば,PC-286/386シリーズの1988年度の出荷は,当初の目標を上方修正し18万台(このうち40%がラップトップマシン)に達するという.日本電気のPC-9801シリーズも昨年来好調な出荷が伝えられており,PC-286/386,PC-9801シリーズを合計すると,1989年度には実に100万台の出荷が見込まれるともいわれる.AXマシンやJ-3100/3300シリーズ,32bitAVマシンの登場などで,市場自体が活性化しているが,98アーキテクチャマシンでも一層の多機種化や機能拡張などが期待される.今回紹介した2機種は,そうした点でも注目してよいマシンといえるだろう。あとは,25MHzの386マシンを発売するのは,日本電気かセイコーエプソンの,どちらになるかが,今年の注目点でもある.

年間100万台という販売台数では他社製品は太刀打ちできなかった。お客はもうほとんど残っていない。

PC-9801 LV22
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まとめ部分をスクラップする。
 付属のディスプレイが良くなるに連れて,ますますラップトップやポータブルマシンの需要は増えるだろう。現在の日本電気のラップトップマシンのラインアップを見ると,RX相当の286マシンが欠けていることが分かる.エプソンは286搭載のPC-286LSを発表している.PC-9801LSはちょっと高価すぎるから,98シリーズでも早く286のラップトップを出してほしいものだ。
写真で分かるように当時のラップトップはデスクトップの代わりになる省スペースマシンであって持ち運んで使うようなマシンではなかった。ノートパソコンの登場にはもう少し時間がかかった。ただ、デスクトップの代わりとして使えるようなノートパソコンはまだまだ先の話だ。

FMR-HX/FX
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NEC以外で頑張っていたのは富士通位だった。それでも98と似たようなものを作っても敵うわけがない。
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WINDOWSもビジュアルシェルライクな環境もこの当時はセールスポイントにはならなかった。
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沢山作ったということは分かった。これで商売になったとするとパソコンは美味しい製品だったのだなあ。
まとめ部分をスクラップする。
 FMRと,その互換機である松下のMシリーズで,同レベルの製品を比べると従来機ではFMRのほうが5万円以上も高かった。2年前の価格だからしかたがないとはいえ,気になるものであったのも確かだ。
 その点新製品ではかなり意欲的な価格設定がなされている.FMR-50/60/70HX2では,クロックが上がったうえに価格が下げられている.Mシリーズの同等スペックの製品(拡張スロットの数などが異なるので単純な比較はできないが)と比べても、1~10万円安い.
 さらに,内蔵モデム,イメージスキャナ,MIDIインターフェイスなど,パーソナルな周辺機器の環境も整備されてきた.価格も他機種の同等スペック製品程度に抑えられたとなれば,個人ユーザーとししても注目したい製品である.

最後の「個人ユーザーとししても注目したい製品である.」。注目するだけで使ってみたいとかはない製品だということ。これでは、一般ユーザに響くわけがない。

Hewlett Packard HP-28S
逆ポーランド記法が特徴の電卓だった。工学系の知人が使っていた。専門外なのに私が逆ポーランド記法のことを知っていたことに驚くほど特殊なものだった。
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他の電卓も載っていたのでスクラップする。
カシオのAI-1000
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シャープのPC-E200
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「MUXIC SQUARE」というコーナーにヤマハの C1 というミュージックコンピュータが載っていた。今後役に立ちそうなのでスクラップする。
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この辺は普通のパソコンの解説記事だ。
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なるほどMIDIでは端子が一つだとそれぞれのチャンネルで順次処理するので10音かぶせると10msかかってしまう。この10mのずれが違和感となるという話か。8系統の端子でもまだ足りずもっと余裕が欲しいと書いてあった。ミュージックコンピュータはMIDIの転送レートが足を引っ張っていたのか。
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画面は音楽の香りがしない。こんなのを使っていたのか。素人には全く分からない。
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最後にマシンスペックが出てきた。80286(10MHz)か。MIDIが足を引っ張っているのでCPUは高速でなくてもいいということか。




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MS-DOSユーザーズ・ワークベンチ(月刊ASCII 1989年4月号5) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

すらぞうじ氏のMS-DOSの解説漫画は「特集MS-DOS環境整備入門」と合体していた。
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当時40MのHDDは広大な容量だと思っていた。データはテキストばかりで画像データはあまりなかった。音声、動画なんて入れることなど考えなかった。
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一人で使うのなら整理しやすかったが、職場で皆で使うとなるとディレクトリの構成について意見をまとめルールを作り使っていた。
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このキーのことが分からない。「S1」「SU」「VOID」「NWL」「INS」「REP」「^Z」。INSとか^Zは分かるけど他がさっぱり分からない。おそらくは何かのシェルのコマンドが何かのキーに割り当てられているのだろうが分からない。
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テンプレート?バッチファイルとかではなさそうだ。なんだろう。
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別にコマンド等を投入するのに高速タイピングなど必要なかった。それに同じコマンドを何百回もタイプしているので普通は速くなる。
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「CU」ならMS-DOSでは「f3」だった。他は覚えていない。BASICなら「f4」がLISTで「f5」がRUNか、「f2」はLOADだったっけ。BASICでゲームばかり起動している人をLOAD RUNNERって呼んでいた。
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ヒストリ機能はあると便利だ。コマンドの投入は早くできるがファイルのフルパスを入力するときなどはヒストリ機能があると便利だった。実際は、ファイルのあるディレクトリまで移動してコマンドとファイル名を入力していた。なるべくフルパスを使っての作業はしなかった。
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エイリアスもないのでバッチを作って対応していた。
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記憶ではMS-DOSのルートにおけるファイル数には制限があったように思う。だからサブディレクトリを作ってファイルを置いておいた。
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del *.* は危なかった。よろしいですか?と聞いてくるのだけれども、Yキーを押して失敗することがままある。こういうときに限ってキーの押し間違いをしないという笑い話があった。マーフィーの法則だ。
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こういったときに便利だったのがエコロジーだった。
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エコロジーもビジュアルシェルになるのか?ツールではないか?シェルは常駐ソフトだと思うが、限られたMS-DOSでのフリーエリアをビジュアルで使うの選択はなかった。他のデバイスドライバとか入れていたのでもう無理だったはずだ。
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ここに書いてあるとおりで事務処理に使うときは常駐ソフトを入れられると迷惑だった。
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MS-DOS TOOLSにはお世話になった。一番印象に残っているのは wheris コマンドだった。このコマンドを使ってファイルを探して目的のディレクトリへ移動して作業するととても楽だった。背中でこのコマンドを使って作業しているところを見た人に「魔術師みたいだ」と言われたことが記憶に残っている。
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