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特集HDD(月刊ASCII 1989年6月号5) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

特集「失敗しない大容量ハードディスク選び'89」を一部抜粋してスクラップする。
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HDDの価格が倍々で下がっている
 かつてHDDといえば,一般ユーザーにとっては高嶺の花であった.それが,図1からも分かるように,ここ2~3年でHDDの記憶容量あたりの単価は1年ごとに約半分になっている.1987年に10Mbytesで10万円したものが,1988年には20Mbytesで10万円,そして今年に入ってからは40Mbytesで10万円を切っている.
 最近では,80~100Mbytes,さらには300MbytesクラスのHDDが一斉に登場している.このクラスになると,記憶容量あたりの単価は2000円/Mbytes以下になっている.
 もちろん,いくらバイト単価が下がったとはいっても、個人ユーザーが使うHDDの容量は限られているし,1台あたりの価格も無視できない。しかし,それらを考えあわせても,周辺機器としてHDDは購入しやすい機器になったといえる。逆に,HDDを持っていなければ,アプリケーションを満足に動作させられないという事態さえ出現している。大げさな表現を使えば,購入に踏み切れずに悩んでいるといった状況ではないのだ。


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33年後はというと6T(6,000,000M)が1万円前後と大体100万分の1程度まで値下がりしている。

80Mbytes以上のHDDが続々と登場
 こうした背景には,MS-DOSマシン上で大容量HDDを使える環境が整ってきたというポイントがある.MS-DOS Ver.2.1では,1ドライブとして扱える容量は20Mbytesまでだった.それ以上の大容量HDDを使う場合は,20Mbytes以下に分割して,たとえば20Mbytes+20Mbytesといった使い方を余儀なくされていたのである.
 それが,MS-DOS Ver.3.1で1ドライブ40MbytesまでOKとなった。さらにVer.3.3ではSCSIバスがサポートされたため,100Mbytesを超えるHDDも接続可能になっている.
 100Mbytes以上のHDDは、ごく最近まで,ミニコンやワークステーション分野のものだった。そのため,外形サイズは大きく,高価格であった.しかし,最近発売されているPC-9801用の100MbytesHDDは,5インチハーフハイトのユニットを使い,コンパクトなサイズを実現している。価格も個人ユーザーが買えるレベルになっている.

今では信じらないけど1台のHDDを分割して使っていた。これが癖となってWindows95以降も分割して使っていた。私はC:ドライブをシステムに、D:ドライブをアプリケーションにE:ドライブをデータにと3分割して使っていた。Windowsを再インストールしなければならないことが度々あり、その都度アプリケーションも再インストールしなければならないことがありD:ドライブにアプリデータが残っていると便利だった。当然E:ドライブのデータはMOとかCDRとかにバックアップしていた。

大容量HDDの価格はどこまで下がるのだろうか
 さて,こうしてHDDの低価格化が進んでくると,行き着くところはどこなのかという点が関心の的になる。待てば待つほど安くなるのではないかと思っていると,いつまでたっでも買えないということになる.そこで,HDDが安価な米国を目安として見てみることにしよう.
 今年3月に米国の通販業者が送ってきた最新のカタログを見てみると,HDDの価格は表1のようになっている.
 もちろん,表に掲げたのは,裸のHDDユニットの価格である。IBM PCは,本体内にHDDを取り付けるスペースがあらかじめ用意されており,電源も本体から供給できる.つまり,HDDとインターフェイスボードを購入してユーザーが本体に組み込むだけでHDDが使えるようになるわけだ。
 一方,日本のHDDは外付け型がまだ一般的だ。つまり,価格にはケースや電源,ケーブルの価格も含まれているし,多くはインターフェイスボードも含んでいる.
 実際に,米国のカタログ価格と秋葉原の実売価格を比較してみると,20~40Mbytesクラスに限ればほとんど同じといってもいい。ということは,このクラスのHDDの価格は,そろそろ底値といっても差し支えないだろう.何につけても米国より3~4倍はする日本製品の中で,これだけ日米の価格が接近しているコンピュータ機器は少ない。


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33年前は1ドル130円程度だったのか。円安が続いている33年後だが、33年前は円高で大変だった。

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HDDについてまわる3つの暗号
 HDDの話をする時に避けて通れない単語がある.「ST-506」と「SCSI」だ.さらに,PC-9801およびX68000ユーザーには「SASI」という用語も重要になる.
 SASIは,Shugart Associates社が開発・公開している,コンピュータとHDDのコントローラ間の通信規格である.読み書きしたいデータの位置の特定には,装置番号とセクタ番号を指定するだけでよいという,マシン側からすれば手間のかからないインテリジェントな構成になっている.現在PC-9801用の大部分のHDDは,この規格を利用している.
 SCSIは,SASIを拡張する形でANSIが標準化したもので,米国などではパーソナルコンピュータの周辺機器への標準的な接続方式になりつつある.
 一方,ST-506はHDDメーカーのSeagate Technology社が設計した規格で,SASIやSCSIとは異なり,HDDのコントローラとドライブ間の転送方式を定めたものである.したがって,ヘッド番号(ドライブには,複数のヘッドがあり、その数は製品によって異なる)など,ドライブのハードウェアに依存した情報を指定する必要がある.また,ST-506はシリアル転送であるため,転送レートもSASIやSCSIの12Mbit/秒に比べ,5Mbit/秒と低い.IBM PCでは古くからST-506規格のドライブが用いられているが,最近では転送速度を倍にしたESDIという規格を採用したドライブも増えている.
 PC-9801用では,標準的なHDDインターフェイスボード「PC-9801-27」(以下27ボードと略す)に搭載されたBIOSがSASI規格の信号を発し,それを受けたコントローラが,ST-506仕様のヘッドやトラックなどの情報を計算してドライブにアクセスするようになっている(図2).


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PC-9801時代はSCSIのHDDを使っていたが、その後はSASIのHDDを使っていた。ESDIとかは知らなかった。なおSCSIはHDDより他の装置をパソコンに繋げるときのインターフェースとして重用していた。
HDDを増設できる台数には限りがある
 HDDを購入しても,中身がいっぱいになってしまったらどうするのだろう,という危惧を感じる方もいるだろう.将来のデータ管理を考えると,HDDの増設に関する制限も確認しておくべきである。PC-9801でこれまで一般的に用いられてきた「27ボード」では,HDDは最大2台までしか接続できない(図3)。また、2台目のドライブは1台目のHDDのコントローラが直接ST-506準拠の信号を送るため,コントローラを必要としない(というより,両方のHDDにコントローラが入っていると,バス競合を起こし動作しない)。したがって,増設用のコネクタがついているSASIのHDDには,「増設用」として販売されている「ドライブだけのユニット」がどれでも接続できることになる.しかし,コントローラやインターフェイスボードに各社が手を加えているケースも多く,必ず接続できるとも言いきれない.一番安心できるのは同じメーカーの増設用ドライブを利用することだ.
 SCSIによる周辺機器の接続は,SCSIバスの上にそれぞれの機器をぶらさげるという方式を取る(図4)。SCSIバスにはSCSI準拠の信号のみが流れ,それを実際にドライブなどのハードウェアに渡すのはコントローラの仕事だ。そのため,SCSIコントローラ装備のHDDであれば,SCSI規格にもとづいて最大7台までを容易に増設できる.実際には,各HDDの装置番号が重ならないように設定する必要があり,またバスの最後には「ターミネータ」(終端抵抗)と呼ばれるものを取りつける。とはいえ,SCSI規格の製品であればHDDに限らず,MO(光学式磁気ディスク,次項参照)だろうとCD-ROMだろうと,簡単に利用できるようになる.将来的な拡張性は高いと言えるだろう.


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思い出した。ターミネーター。HDDを買うと付いていて何台も買うからターミネーターが何個も溜まる。ひょんなことからターミネーターが必要だという機械があってそれに使えて便利だった。またHDDの背面にはディップスイッチだったかロータリースイッチだったかがあって装置番号を選択する必要があった。

SCSIに関するホットな話題
 日本電気は昨年夏,「PC-9801-55」という型番のHDDインターフェイスボード(以下55ボードと略す)を発売した(写真1)。これが,SCSIをサポートしたボードである.SCSI対応HDDを最大4台まで接続できるほか,CD-ROMなどのSCSIデバイスもバスに載せることができる.ただ,SCSIと言っても厳密に細部まで規定されているわけではなく,各メーカーごとに独自の拡張が行われているのが通例である.したがって,MacintoshやIBM PC用として販売されているSCSIの周辺機器は,55ボードでは利用できないことがある.
 HDDが4台までと制限されているのは,55ボードの制約ではなく,DOSのドライバ側がHDDの利用を4台までしか想定していないからである.したがって,CD-ROMなどを含めたSCSIデバイス自体は7台まで利用できるし、ドライバを書き換えるなどすれば,原理的には7台のHDDを接続することも可能だ。
 ところで,今のところ55ボード対応のサードパーティ製HDDというものは販売されていない。
 最大の理由は,55ボードがSCSIコマンドを用いてメーカー名の問い合わせを行っており,「日本電気製である」という意味のメッセージが返ってこないと認識しない仕様になっていることだろう.同社では,他社が対応するHDDを製造することについては相談に応じるとしているが,結果として現在のところは55ボード対応のHDDは発売されていない.
 こうした事情から,自前のSCSIボードを供給するメーカーが増えている。アイテムの大容量シリーズなどでは以前からSCSI規格のインターフェイスを用いていたが,ここへきて80Mbytes以上のドライブが出そろい,27ボードのBIOS書き換えや,IOSYSへのパッチ当てといった手段を嫌ったメーカーが,自由度と将来性のあるSCSIを採用し始めている。これらの製品では,7台までのデイジーチェーンが可能となっているものが多い.
 しかし,各社のSCSIボードに他社製のドライブを自由に増設できるかということになると,不安が残る.SCSIだからとはいえ,細部が異なれば動作しないことも十分にありうるからだ.
 ともあれユーザーとしては,SASIのHDDのように,各社から55ボード対応のHDDが発売されるような状況が望ましい。SCSIのように汎用性の高い規格は,互換性が保たれなければ魅力が半減する.もっとも,どこのボードを使おうが,そのメーカーの製品は少なくとも増設できるから,大容量のHDDが欲しいだけなら割り切ってしまうことだ。将来的にレーザープリンタなどのSCSIデバイスを使うことも考えるのであれば,こうした背景を知った上で選択すべきだろう。なお,SCSIのHDDは,純正品のほか,各社製の大部分が,現行のSASI型HDDと同時利用できるので,今後SCSIが普及してきても,今のドライブが使えなくなることはない.


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日電はどうしてこんなことをするのかなと不満というより日電らしいと思っていた。私は、日電のボードなんて買わないと決めていたから何も困らなかった。まあ、日電としては他社製の製品を繋げて不具合があったときのことを考えてこうしたのだろうが。

使っているMS-DOSのバージョンはいくつですか?
 HDDを利用するには,当然HDDをドライブするソフトウェア(通常はOS.場合によってはデバイスドライバ)が必要だ。使っているOSによっては,HDDのスペック以前の制限が生じてくることがある。ハードを購入する前に,自分のOS環境も理解しておかないと,HDDを買ってきたのに使えないこともあるので注意が必要だ。ここでは,PC-9801用のMS-DOSの各バージョンについて,それぞれの制限を解説していく.

最大40Mbytesしか使えないVer.2.11は卒業しよう
 まず,容量の問題だが,MS-DOSVer.2.11を使っているユーザーでは,SASIの20Mbytesまでのドライブしか認識できない。上で述べたように,SASIのHDDの増設は2台までに限定されているので,最大40Mbytesまでしか利用できないことになる.一部の40MbytesのHDDでは,ハード的に20Mbytes×2として使えるモードを持つものがあるが,これはVer.2.11でも使えるようにするための解決策である.ともあれ,40Mbytes程度の容量は簡単に埋まってしまうものだ。将来的にパーソナルコンピュータを活用するつもりであれば,これを機会に新バージョンのMS-DOSに変えることをお勧めする。
Ver.3.1は80Mbytesまで,拡張フォーマットで分割利用も
 MS-DOS Ver.3.1では,拡張フォーマットと呼ばれるフォーマット方式が利用可能になっており,40Mbytesまでのドライブを1台として認識できるほか,ソフトでHDDを分割できるようになった(図5)。ただ,SCSIは利用できないので,最大容量は40×2で80Mbytesになる.個人使用ならこれくらいあればなんとかなりそうだが,データベースの使用などを考慮される方はこれでも足りない可能性がある.
 HDDの分割というのは、1つのHDDを見かけ上複数のドライブとして利用する領域を作成する機能だが,MS-DOSフォーマット以外の領域も確保できる.したがって,MS-DOS Ver.2.11と3.1を同じHDDに入れておきたいとか,OS/2用でも起動できるように,といった処理が可能になる.

純正のSCSIのほか、一部サードパーティ製SCSIでもVer.3.3が必須
 SCSIドライブを利用する場合には,MS-DOS Ver.3.3が必要になる。もっともこれは,日本電気の55ボードを利用する場合で,サードパーティ各社が提供しているSCSIインターフェイスボードでは,バージョンが3.1でも動作するものがある.方式としてはIO.SYSにパッチを当てるものと,専用のデバイスドライバを組み込むものとがある。これはメーカーや製品によって異なるので、事前に利用できるDOSのバージョンを確認する必要がある.
 1つの領域として認識できる容量は,日本電気のSCSIで最大128Mbytesまで,サードパーティのものは,製品によって異なる.


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MS-DOS Ver.2.11は一太郎などのアプリのフロッピーにインストールされていた。だから、一太郎のシステムディスクを入れてリセットするとDOSが起動し自動的に一太郎が起動するという具合にDOSを意識しないユーザが結構いた。そういう環境でMS-DOSを買うという意識がない人もいた。MD-DOSをバージョンアップしなければ利用できない装置があるのでバージョンアップをした人は多かったのではないか。

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あせらず、ゆっくりフォーマットをしてみよう
 実際のフォーマットは,MS-DOSのコマンドラインから,
A>FORMAT /H
とタイプすることで起動する。写真1には, MS-DOS Ver.3.3のFORMATコマンドの実行画面を示したが,DOSの種類やバージョンによって表示面や処理時間が異なるので,各々のソフトの指示に従って処理を行ってほしい。標準的なフォーマットの手順は次のようになる.
(1) 初期化
まっさらの磁気媒体にトラックやセクタの区分け情報を刻む.購入してすぐの未フォーマットHDDでは機種や容量にもよるが,10~30分の時間がかかる.
(2) 領域確保
それぞれのOSで使用する場所を設定する.40Mbytesを分割して使うならば,このときに指定する.初期化と同様に時間がかかるので,あせらず待つこと.
(3) アクティブ化
確保した領域をMS-DOSのドライブとして認識するか無視するかを指示する.休止(スリープ)状態であれば,MS-DOSで使用できない.
(4) システム転送
DOSのシステムを転送しておけば、HDDからの立ち上げが可能になる.
(5) スイッチ変更
パーソナルコンピュータ側のディップスイッチやメモリスイッチを,HDDからの立ち上げが可能な状態に設定する.
(6) リセット
スイッチ設定の後,リセットして初めてHDDを認識する.


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HDDを買ってきてこの作業が煩雑だったが楽しかった。物理フォーマットとして論理フォーマットそして領域確保と手間がかかった。いつ頃からだろうか、マザーボードのコネクタからケーブルで繋いですぐ使えるようになったのは。今ではクリックフォーマットしか使ってない。

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アプリケーションにはお世話になった。
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一番使ったのはノストラダムスだったろうか。ファイルの最適化によるスピードアップは効果が体感できた。

光磁気ディスクは容量・転送速度・可搬性と3拍子が揃っている
 光磁気ディスク(Magneto Optical Disk,以下MOディスクと記述)は,温度の上昇に伴い磁性体の保磁力がなくなる性質を利用してデータを記録するメディアである.CD-ROMや追記型光ディスクなどの従来の光学式ディスクと決定的に違うのが、「記録したデータの消去が可能」という点だ.
 直径5.25インチのディスクに両面で250~600Mbytesという大容量のデータの書き込み・消去が可能で,平均アクセス速度はFDDとHDDの中間に位置している.MOディスクは,その大容量と可搬性により,ただ単なるデータのバックアップ装置にとどまらず,FDDやHDDの代替としても期待されている.米NeXT Computer社のワークステーションにキヤノン製MOディスクが記憶メディアとして搭載され,脚光を浴びたことは記憶に新しい。
 しかし,データをオーバーライトする場合,一度ディスク上のデータを消去してから書き込むという2段階の手間がかかるため,書き込みに時間がかかるという欠点がある.また,光学式ヘッドの移動に時間がかかるため,同一ファイルがディスクの外周と内周に分割して記憶されている場合などは,読み込みにも時間がかかってしまう.が,MOディスクをバックアップ用機器として考える場合,このことはさほどのマイナス要因とはならないだろう.
 現在,一般ユーザーが手に入れることのできるMOドライブは,ソニーの「NWP-539」(45万円:写真8)がある.同ドライブは,同社のワークステーションNEWSに接続できるほか,SCSIインターフェイスボード「NWA-032」(4万5000円)を使ってPC-9801シリーズで使用することができる.同ドライブは,ディスク両面で594Mbytesの記憶が可能で、平均アクセス速度は95msを実現している.PC-9801シリーズでは,片面297Mbytesを4つのパーティションに分割し,64Mbytesのディスクドライブ×4台として認識する.
 実際にHDD上のデータをバックアップするには,COPYやXCOPYコマンドを使ってファイル単位でMOディスクに転送することになる.だから,転送速度はHDDのファイル配置状況によっても異なるが,20Mbytesのデータを約20分で転送できる.
 ほかにも,ソニーからOEM供給を受けて数社がPC-9801シリーズ用のMOディスクを販売しているほか,Macintosh,AXなどにも接続できるようになってきている.


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何年かたってからだがMOを買った。ハードディスクのファイル単位のバックアップがフロッピーからMOに変わり管理が楽になった。
XCOPYはよく使った。多分MS-DOS Ver. 3.3から登場した。

コラムに耐震性能テスト記事があった。
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●ハードディスクは大地震に耐えられるか?
――起震シミュレータを使った耐震性能テスト――
 HDDのアクセス動作時には,振動やショックは禁物である.日常生活の中で起こる予測のつかないショックや振動といえば、やはり地震であろうか.HDDが地震の衝撃にどこまで耐えられるか、起震シミュレータを使って耐震性能をテストしてみた(写真a).
*実験条件*

○起震シミュレータ
 一軸方向の振動試験機を使用
 地震加速度 25Gal*~500Gal
 (震度換算 震度3~震度7)
使用した地震波
 一般的に使われる地震実験波(図) ○使用HDD
PC-9801シリーズ用
 20Mbytes純正品
 40Mbytesサードパーティ製品
○HDD動作方法
・アクセス条件
 128Kbytesのテキストファイルをランダムに10回書き込む ・チェック条件
 エコロジーⅡのディスクチェックを使用
○接続コンピュータ
 PC-9801CV21
*結果*

 2台のHDDを実験場に持ち込み、HDDのアクセス中に,震度3から震度7まで,1震度きざみに振動させてみた.
 震度3クラスの振動で壊れてしまうのではないか,という編集部スタッフの予測は意外にも外れ,山くずれ地割れ断層などが生じるという震度7クラスの地震の衝撃にも,HDDは2台とも無事であった.不良クラスタやファイルの配置状態に異常はなく,地震による影響は見られなかった.
 かし、この実験だけで一概にHDDは頑丈であるとの結論を出すわけにはいかない.今回の実験波のような定常的なゆれには強いが,実際には,軽いショックを与えただけでクラッシュしてしまうこともある.  (協力:(株)間組技術研究所)


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ハードディスクは衝撃に弱いので使用中に物がぶつかったときは冷や汗ものだった。そうでなくても度々エラーを起こし、初期化それも物理フォーマットからやり直したことが何回もあった。こういった経験があるから後にハードディスクに保存したデータが壊れたと泣きをみた話が雑誌のコラムなどに出たときは、その筆者をバカにしたものだ。なんというか痛みを感じた者以外には分からないというか、アドバイスをしても大丈夫だと聞く耳を持たない人が結構いた。そんなときは、自分も経験がある。ショックだよねと心がこもっていない返答をしたものだ。

製品紹介が写真付きであった。
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