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PC-9801LX,PC-286LS,X68000,TOWNS他(月刊ASCII 1989年6月号2) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

この号は新機種パソコン等の記事が多かった。
まずはASCII EXPRESSから
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PC-9801LX
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PC-9801LXのCPUは80286(12/10MHz),V30(8MHz)と2つのCPUを載せている。
LX2 44万8000円
LX4 58万8000円
LX5 63万8000円

PC-9801EX
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PC-9801EXのCPUは80286(12/10MHz),V30(8MHz)と2つのCPUを載せている。
EX2 34万8000円
EX4 48万8000円

PC+9801ES
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PC-9801ESのCPUは386SX(16MHz)
ES2 44万8000円
ES5 63万8000円

MS-Windows Ver. 2.1
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日本語MS-WindowsVer.2.1が1万9000円~2万円
MS-EXCELが9万8000円

PRODUCTS SHOWCASEをスクラップする。
PC-286LS
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PC-286LSの記事を抜粋してスクラップする。
 CPUは,80286のCMOS版である80C286を搭載している.クロック周波数は12MHzで,6MHzとの切り替えも可能だ。
中略
 利用環境として286LEと大きく異なるのは,バッテリ駆動ではなくなったことだ。これは拡張スロットとハードディスクの搭載による結果と思われる.つまり,車や電車などで持ち運んで屋外で利用するマシンではなく,省スペース型のデスクトップマシンという性格の方が強い機械ということができる。つまり,移動するとしても,1つのオフィスやビルの中だけということになる.
中略
 当然,ラップトップとはいえ,膝の上に置いて作業が行えるものではない.
中略
 パームレストがないとキーが打ちにくい少し厚めの本でも置いて,キーを打つのがよいだろう.
中略
 2台搭載しているFDDは,従来の左右の位置から,ディスプレイの下に2つ並んだ配置となった.これも,使い勝手が非常に向上した点だろう。とかく狭くなりがちな机の上で,FDDを出し入れするために左右に余地を空けるのはつらい.これなら,資料や原稿を積んでいても,横幅分の余地があれば利用できる.
中略
 価格は,STDモデルで47万8000円,H20モデルで61万3000円,H40モデルで70万3000円となっている.286LEとの価格差は,すべてのモデルで11万円だ。この価格差が,速度と拡張性の値段であるわけだが,逆に286LEにはバッテリ駆動という強みもある.迷うところだ.
 9801LSとの比較では,STDがLS2より15万円安く,H40ではLS5より16万3000円安い。この差は「速度とメモリ1Mbytes分-スロット2つ」となる.
中略
 PC-286LSは,デスクトップパソコンと比較しても遜色のない性能を持っている。速度的にも十分であるが,ラップトップとしては,匡体がかなり大きく重い。可搬型の省スペースデスクトップと考えた方がいいかもしれない.
中略
本家・日本電気もLV22(V30)とLS(386SX)の間を空けたままでいるわけにはいかないだろう.ラップトップマシンも286クラスが中心となるだろうから、今後の両社の戦いが楽しみだ。

33年前のラップトップは大きくデスクに置いたとしても今のノートパソコンのように簡単に動かせるような機械ではない。「可搬型の省スペースデスクトップ」とは言い当て妙であった。この記事ではPC-286LSについて結構注文を付けているがそれは期待できるマシンだということだったと思う。
ASCII EXPRESSに掲載されたPC-9801LXがLV22(V30)とLS(386SX)の間を埋める機械だった。

X68000
写真をスクラップする。
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キヤノンのDX-20PのCPUは80386(20MHz)
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以下写真をスクラップしていく。
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まとめ部分をスクラップする。
 現時点では,AXは高価格帯のマシンのほうが多く出ているようだ。先行各社のほか,京セラ,カシオ,沖電気などからも80386(20MHz)のAXマシンが発表されており,高級機が花盛りといった感がある。ビジネス市場を中心に販売を展開する以上,ハードビジネスでの有効性を打ち出す必要があるのは理解できる。しかし,個人ユーザーにとって100万円前後という価格は,たとえそれに見合う機能を伴っているにせよ二の足を踏むものであるのも確かである。各社の下位機種への展開に注目していきたい。
これでは売れないと書いてある。メーカーは売るつもりがあったのか。98には敵わないとフラッグシップモデルを出してAXにお付き合いしたように見える。

ワープロ2機種が紹介されていた。
ソニーのPRODUCE PJ-1000と富士通のOASYS30LX
写真をスクラップする。
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まとめ部分をスクラップする。
 ここ数年のパーソナルワープロの多機能化には驚かされる.パソコンをアプリケーションソフトでしか使っていない人がいまだに多い一方,パソコンの機能をより低価格で実現するパーソナルワープロの存在は注目に値する.
 出荷台数の差から,なかなか難しいだろうが,ラップトップパソコンの値段も,もっとパーソナルワープロに近づいてほしいものだ.

ワープロがあればパソコンはいらないという人が結構いた。PC-9801を買っても一太郎とゲームしか使わない人たちが結構いた時代だ。ワープロで表計算もできた。ゲームだって上海があった。営業の人がサービスで付けてくれた。パソコンでなければできないことと言えばプログラミングか。マニア以外はパソコンを買う必要はなかった。

TOPSは全然知らなかった。記憶にない。多分記事を読み込んでいなかった。
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抜粋してスクラップする。
 TOPSは,1986年に米国Central Systems West(CSW)社が開発した分散型(図1)のLANシステムで,米国ではすでに50万本以上を出荷し,小規模LANの事実上の標準となっている。
 今回,(有)データコントロールリミテッドから,日本国内で普及しているパーソナルコンピュータであるPC-9801シリーズ用のTOPSが発売された.これにより今まで遅れがちだった,安価なパーソナルユースのネットワーク環境が,充実のきざしを見せてきたといえる。ここでは主にPC-9801シリーズ用のTOPS(含むインターフェイスボード)について紹介していくことにする.


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知らなかった。当時これを導入すべき状況ではなかった。職場で必要になったのはWindows95以降だったように思う。

TOPSとAppleTalk
 TOPSは,1987年に米Sun Microsystems社(以下Sun社と略)がCSW社を買収したことにより,現在ではSun社の一事業部「TOPS Devision」から販売されている.その後,Sun社はワークステーション用のTOPSも開発し,今では,Macintosh,IBM PC,UNIXワークステーションのネットワーク化が可能である.
 その特徴は,低コストでネットワークの構築を可能にしたことだ。分散型ネットワークのため,接続されたすべてのマシンがサーバとしてもクライアント(注)としても機能でき,集中型ネットに不可欠の高価なサーバ専用マシンが不要となる.さらにツイストペア線をケーブルに採用したことで,Ethernetなどのネットワーク専用ケーブルよりも,メートル単価,工事費用,敷設手続きなどの点で有利となっている。また,種類の違う大規模ネットワークに対しても,ブリッジ機能で接続できるよう対応している.
 TOPSの通信プロトコルはAppleTalkに準拠しているため,Macintosh(以下Macと略)間ではネットワークケーブルとソフトウェアのみでLAN環境を構築することができる.また,異なるコンピュータ機種間でも,TOPSのAppleTalkトランスレータボードを装着することにより,お互いがサーバおよびクライアントとして機能する.
 AppleTalkは米Apple Computer社がMac用に開発したシリアル通信用のプロトコルである.もともと,複数のMacで1台のプリンタを共有できるように開発されたもので,バス型のネットワーク形態をとっている(図2)。データ伝送インターフェイスは,RS-232Cに比べて,伝送速度や伝送距離,耐ノイズ性などの面で勝るRS-422を採用している.AppleTalkの特徴としては、(1) 最大伝送速度は230.4Kbps,(2) ノード間接続距離は最大300m,(3) 最大ノード接続数は32――など.

注)サーバとクライアント:ネットワーク上にファイルやディスク装プリンタなどの資源を提供する側のマシンをサーバ,ネットワーク」提供された資源を利用する側のマシンをクライアントという.

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AppleTalkは便利だった。何も考えないで線を繋いでもプリンタとか共有できた。

TOPSの構成
 TOPSには、大きく分けて2種類の製品がある.MacではAppleTalkの機能を本体に内蔵しているため,トランスレータボードを必要とせず,ソフトウェアとマニュアルのみの構成である.PC-9801シリーズやJ-3100シリーズ用のものは,AppleTalk機能を実現するためのトランスレータ/インターフェイスボード「FlashCard」を本体パッケージ内に含む構成(写真1)となる.このFlashCardは,オリジナルのAppleTalkの約3倍に当たるデータ伝送速度770Kbpsを実現している.
 ソフトウェアは,ドライバ,システム,ユーティリティ,インストーラ,コンフフィギュレータの5つのユニットから構成されており,インストーラを起動することによりハードディスクなどへの組み込みが可能である。
 実際にネットワークを構築するためには,別売の「ネットワークコネクタ」と,電話機の接続に使われているモジュラタイプの4芯ツイストペアケーブルが必要となる(写真2).


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確かAppleTalkの線は電話線のような感じでアダプタを介して繋いでいたと朧気ながら記憶する。何も苦労しないので記憶に残っていない。
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(前略)
 以上,日本語化されたTOPSについて見てきたが,実際,人のいない机のフロッピードライブなどが,ネット上からアクセスされて動いているのは不思議な感じがする.
 この他にも,いくつかのファイルを異機種間で転送したり、実行したりしてみた。転送中やリモートを使っての印刷中には,自分のマシンのCPUが使われているためか、画面表示など多少ぎこちない動き方になるものの、概して快適に動作した.
(中略)
分散型ネットワークの場合には,ネットを管理するマシンがないために,各々のユーザーに管理責任がかかってくる.セキュリティ機能が重要なのもそのせいで,各ユーザーの意識なしには,ネットワークの管理はむずかしい.もし,1台がダウンすればネット全体が総倒れになってしまう.

最後のところは意見が違う。分散型なので例えばプリンタがつながっている機械が落ちて復旧に時間がかかるのならばプリンタを外して他の機械で使えばいい。総倒れなんてならない。昔からPeer-to-Peerにすべきだと考えやってきた。サーバーアンドクライアントシステムが好きな人がいてそうすべきだと頑固だった人がいた。議論しても始まらないので関与しないようにした。私は基本的にコンピュータを信用しなかった。8bitから使っている人はコンピュータを信用しない人が多いのではないかと思う。自分でプログラムを作ってみると分かるはずだ。コンピュータの出す答えは人間がプログラムを作っている以上信用できない。システムだってそうだ。ハードディスクのデータは度々飛ぶし、パソコンは途中でフリーズするしでこんなものを使ってサーバーアンドクライアントシステムなんてしていたらエラーで業務が止まる。ピアツーピアならダメな部分を切り離してバックアップしていたデータを媒体で運んだり最悪スタンドアローンで仕事ができる。未だに私はピアツーピアが優れていると思う。サーバーアンドクライアントシステムは銀行などでみるようにしばしば止まるだろう。大事なことはパソコンではしないが大切。これは、パソコンで苦労させられた経験則だ。

メモリボードはラムディスクに使ったりして一太郎の辞書を置いたりした。また、表計算とか事務処理をするときはEMSの拡張は必須だった。
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プロテクト領域にもマッピングできる
 EMS関係のモードには,純粋にハードウェアEMSサポートボードとして利用するものと,メモリマップ上はプロテクトモードが利用する領域にマッピングし,ハードウェアEMSと同等のアクセスができる「EMS+プロテクト」がある(図1).後者は,OS/2を利用するときと,MS-DOS上でEMSを利用するときに,いちいちボードのモードを変更する必要がない両者の違いは,メモリマップ上のどこにRAMがマッピングされるかという点だけで,ドライブソフトは共通に利用できる.なお,これまでIOデータからはハードウェアEMSボード用のソフトは発売されていなかったので,このボードと同時に「IOS-10EMS」というデバイスドライバのセットが発売された(表1)。
 EMSメモリは,EMS対応ソフトから利用するほかに,上述のドライバソフトでRAMディスク,ディスクキャッシュ,プリンタスプーラの各機能を利用できる.さらに画期的なことは,「BMSエミュレータ(後述)」が用意されたことだ。これによって、従来EMSメモリでは不可能であ日本語入力FPの退避が可能になった.
BMSエミュレータ
 EMSモード用ドライバでは,「バンクメモリマネージャ(BMS)エミュレータ」が付属している.BMSはI/Oバンクメモリの統一的操作のための基本ドライバだが,これをエミュレートすることによって“BMSを利用してI/Oバンクメモリを操作しているソフト”は,このボードのEMSモード上でも利用できることになる.直接ポートを操作してバンクを切り替えているソフトは動作しない
 実際,日本語入力FPのワークエリアをバンクメモリに退避する「バンクメモリマネージャ」は,BMS上でしか利用できない(ちなみに,メルコも「FPローダ」という同種のドライバを出しているが,これもIOバンク方式のメモリでしか利用できない).BMSエミュレータを利用すると,FP用の領域はバンクメモリに退避したまま,Lotus1-2-3のようなソフトでハードウェアEMSメモリを利用するような芸当も可能になる.見かけ上,1枚のボードの中にハードウェアEMSボードとI/Oバンク方式ボードが入っていることになるわけだ。
 EMSフィーバーは相変わらずだが,IOデータはBMSを強く推進しており,一部ソフトハウスでも導入を検討しているという。本ボードなら,将来同じOS上で,EMSを使用するソフトと,BMSを使用するソフトとを走らせるようなことがあっても,リセットやディップの再設定なしに動作させられるということになる.このエミュレータは,正確にはEMSメモリの一部のページをIOバンクのエミュレート用に充てることで行っている(図2)。割り当てた領域は,リセットしない限り変更できない.


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当時苦労した記憶がある。なんでリニアなメモリを寄こさないのだと怒っていた。8086にも対応しようとするからこんな苦労をするんだと8086憎しを拗らせていった。

FM TOWNSの特集記事の写真と図をスクラップする。
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TOWNSは画面表示色数が多かった。
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ゲームをするためにスプライト機能がこの手のパソコンには付いていた。
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ハイパーカードに似たGEARというツールがあってプログラムで作る代わりにこれでアプリケーションを作ることができたようだ。
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