MacIIx,FMR,AXマシン(月刊ASCII 1988年11月号7) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]
特集の最新パソコン主力機種レポートからMacIIx、FMR-50LT、M353、DX-20、AX286、MAXY M3205の記事をスクラップする。
RS-422Cというのがパソコンとしては珍しい。RS-422Cは使ったことはない。
まとめ部分をスクラップする。
松下電器は富士通の機械の互換機だから仕様は似ている。
キヤノンもAXを作っていた。DX-20は80386を使った高級機だった。
シャープのAX286Lは白液晶が売りか。
三菱電機のMAXY M3205は80386SXを使った高級機。
まとめ部分をスクラップする。
CPU | MC68030(クロック周波数15.7MHz) |
コ・プロセッサ | MC68882(クロック周波数15.7MHz) |
ROM | 256Kbytes(SIMM方式ボードに搭載) |
RAM | 4Mbytes(最大8Mbytesまで拡張可能) |
内蔵ディスク | フロッピーディスク・モデル: 1.44MbytesFDD×2台 ハードディスク・モデル: 1.44MbytesFDD×1台 80MbytesHDD×1台 |
インターフェイス | RS-422C×2,SCSIパラレル×1,ADB×2 ステレオサウンド×1,NuBus×6 |
サウンドジェネレータ | 4声,ステレオサンプリングジェネレータ内蔵 |
まとめ部分をスクラップする。
同社では,現行のMacIIファミリー・ユーザーのために,アップグレード・サービスを行う.アップグレード・キットには、3コースが用意される.その内訳は,(1)MacIIxのメイン基板のみの交換,(2)内蔵タイプの1.44MbytesFDDとシステムROMの交換,(3)メイン基板と内蔵FDD,システムROMの交換――である.なるほど、価格も仕様も最早パソコンとはいいがたいレベルまで上がってしまったのか。失敗したのかどうか覚えていない。これもまたスクラップの楽しみだ。
MacIIxは,UNIX環境を意識したマシンスペックを持っている.しかし,その一方で,MS-DOSやOS/2などとの共存路線も明確に打ち出した点が注目される.残る課題は,もはやパーソナルコンピュータとは言えなくなった価格レンジで,どのような市場開拓を行うのかという点先発のワークステーション・メーカーやNeXT社の新製品など,低価格路線を打ち出した競合マシンとの差別化をどのように図るのか,DEC社との共同開発事業とからめて考えると興味深い.
MacIIxの米国価格は,フロッピーディスク・モデルが7569ドル(約102万円),ハードディスク・モデルが9369ドル(約126万円),メイン基板のみのアップグレード・キットが2499ドル(約34万円),FDDとROMのアップグレード・キットが599ドル(約8万円)などとなっている.国内販売の時期,価格,アップグレード・サービスについては未定.
メーカー名 | 富士通 | 松下電器 | 富士通 | 松下電器 |
製品名 | FMR-50LT5 | M353HD | FMR-50LT2 | M353FD |
価格 | 56万8000円 | 42万8000円 | ||
CPU | 80286(8MHz・ノーウェイト) | |||
メインRAM | 1Mbytes(3Mbytesまで拡張可能) | |||
表示方式 | プラズマディスプレイ(2, 4,8, 16階調) /4096色中16色(カラーモニタに接続した場合) |
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グラフィック表示 | 640×400ドット | |||
記憶装置 | 3.5インチフロッピーディスクドライブ×1 20Mbytesハードディスク |
3.5インチフロッピーディスクドライブ×2
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インターフェイス | プリンタ(セントロニクス準拠), RS-232C準拠, アナログRGB, シリアルマウス | |||
オプション | FDD接続カード, SCSIインターフェイスカード, モデムカード1200, DSLINKカードなど |
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拡張スロット | 汎用2スロット(コンパクトタイプ) バス拡張ボックスにより,FMR-50/M500シリーズのオプションカードを利用可能) |
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外形寸法(W×D×H) | 310×370×96mm | |||
重量 | 約7.6kg | 約7.5kg |
キヤノンもAXを作っていた。DX-20は80386を使った高級機だった。
シャープのAX286Lは白液晶が売りか。
三菱電機のMAXY M3205は80386SXを使った高級機。
まとめ部分をスクラップする。
ビジネス分野に限らずホーム/ホビー分野でも普及しつつあるWindowsとかOS/2とかマルチタスクOSが今にも使えそうな雰囲気の記事だが、動くということと使い物になるということは全く違う。80286とか80386になってやっと一太郎とかがストレスなく使えるようになった。8086やV30のときは速度に不満が残っていた。80486になってやっとWindowsで仕事ができるようになった。良く落ちたけれど。Windowsでなければ動かないソフトを使いたかったので我慢して使っていた。ホームパーソナルの行方はというが、Windows95まで待たねばならなかった。この号の7年後だ。
国内のMS-DOSマシン今回の特集で取り上げた新機種は,米国Apple社のMacintoshIIxを除けば,すべてがインテル社の8086の系列にあるCPUを搭載し,基本ソフトウェアにはMS-DOSを採用している.このタイプは,'82年に米国で発売されたIBM PCをその原点としており,日本では,日電のPC-9801シリーズが,早い時期からこのタイプのマシンとして普及した.MultiplanやLotus1-2-3などの表計算ソフト,dBASEIIなどのデータベースソフト,WordStarや一太郎などのワープロソフトなどが利用できることから,このタイプはビジネスパソコンとしての色彩が強いが、広く普及した結果,量産効果による低価格化という要因もあり、ホーム/ホビーユースのマシンとしても普及しつつある.
一方,日本においては,8ビットCPUを搭載したBASICマシンがホビーマシンとして普及してきた.とはいえ8ビットCPUの処理能力は,ここにきてやや限界を感じさせつつある.また,昨年春には,16ビットCPUを搭載し、独自のDOS環境を持ったタイプとして,シャープのX68000,日電のPC-88VAが登場している.これらは,AV機能の充実という特徴を持ち,ホビー/ホームマシンとしての普及が期待されるが,現状では、米国でのAmigaやAtari STほどの地位を築くまでには至っていない。
そうした意味で,今回取り上げた最新機種は,現在国内で最も主流にあるタイプのパソコンであると言えるだろう.
80286,80386マシンの普及によりWindows Ver.2,OS/2環境が今後の主流となるか?
今回取り上げたほとんどの新機種は,前述したようにMS-DOSをその基本ソフトとして採用しているが,なかでも,80286,80386SX,80386といったCPUを搭載していることが共通の特徴である.80286は,8086の上位互換性を保ちつつマルチタスク化への配慮を強化した16ビットCPUであり,80386はやはり8086の上位互換性を持つ32ビットCPUである.MS-DOSは,8086CPU用に開発されたDOSであり,上位互換性のあるCPUを搭載したマシンでも当然,動作する.
最近では,マルチウィンドウ,マルチタスクの環境が,ようやく現実のものとして注目されつつある.そのうちの一つは、MS-DOS上でそれを実現するMSWindows Ver.2である.MS-DOSはシングルタスクのOSであるが,マルチタスクはWindows側で疑似的に実現している.OSレベルでマルチタスクを実現していることで注目されるOS/2は,80286用に開発されたもので,80386でも動作するが8086では動かない.なお,Windowsには80386専用のWindows386があり,マルチタスク実現のために386固有の機能を利用している.
このように,8086,80286,80386のそれぞれのレベルで別々のマルチタスク環境があると,どれが主流になるのかといった議論がそのまま,どのマシンを購入すればよいかという問題に結び付いてくる.
結論から言えば,入門者であれば8086やV30などのCPUを搭載したマシンでも,現在主流のアプリケーションは十分に利用でき,必要ならWindowsも利用できるので,当面困ることはないだろう.しかし,本格的な利用を前提とするなら,処理速度の問題もあり,80286/80386マシンがよい.これらを選択していれば、OS/2が主流となる時期となっても対応できるからだ.なお,286と386の選択については,余裕があるなら386を選ぶに越したことはない.インテル自身は出荷開始した386SXの需要が伸びれば、3~4年以内には286より安く出荷できるとしており,386アーキテクチャマシンが普及すれば,386固有の機能を利用した環境が広がる可能性もあるからだ.
なお,これらのマルチタスク環境は,いずれも標準的な利用形態で,2~3Mbytes程度以上のメモリを必要とする.メモリが高価格である現在,急激な普及はむずかしいが,来年以降にはメモリの低価格化とともにその普及が期待される.
ホームパーソナルの行方は
現在のパーソナルコンピュータの進化の方向としては,(1)省スペース化,(2)マルチタスク化,(3)AV機能の充実,が考えられる.そうした視点で見ると,今回紹介したMS-DOSマシンの多くで、(1)と(2)が,それなりに強化されていることは明らかだろう.それに対して(3)を強化したマシンはない.IBMが昨年発表したPS/2において,すでに25万6000色から256色この同時表示を実現していることを考えると,淋しい限りである.
イメージやサウンドのデータを活用した,多くの人にアピールするソフトウェアを作るためにも,この面での今後の充実が期待されるところである.