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TEST ROOM X68000,AppleIIGS(月刊ASCII 1987年1月号9) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

TEST ROOM 特別企画「新製品追跡レポート」からX68000とAppleIIGSをスクラップする。

まずはX68000
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記事を読んだが、発売前の記事のせいか私の記憶と異なるのでこの号ではこう紹介されたと記憶にとどめておく。
DOSとかBASICとかの情報があやふやだ。MS-DOS2.11と上位コンパチ?BASICがDOS上で動き、C-BASICと仮に呼称しているほど記事の時点ではあやふなな状態だった。これは記録に値すると思う。つまりX68000で勝負をかけるためにシャープは発売前(完成前)に情報をリークして記事にしてもらい消費者の期待感を煽るということをしていたため記者の方も情報不足のため憶測、期待による不確かな記事になっていたのではないだろうか。
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Macライクなビジュアルシェルだが、解説記事が微妙であった。
 写真1は,ビジュアルシェルのウィンドウ画面である.右側が固定されたシステムエリアで,ログされているディスクアイコンやアクセサリが用意される.ディスクやフォルダのオープンは、Macintosh同様ダブルクリックが採用されているが,2ボタンマウスの特徴を活かして,右ボタンは,システムメニューの起動に使用される.システムメニューは、フローティングタイプで,マウスカーソルの位置にオープンされる.マウスカーソルは,かなり大型のものが使用され,操作性,視認性ともに高い.ディスクアクセサリとしては,メモ帳,ソフトキーボード,電卓,カレンダ/時計,クリップボードがサポートされる予定である.
 当初,完全なウィンドウマシンではないかと予想されていたが,実際には,ウィンドウ自体もアプリケーションの1つという位置付けであり,多少期待はずれだった反面,ほっとしたというのが正直な気持ちである.というのも,ユーザーからすれば,マウスによるウィンドウオペレーションは,マンマシンインターフェイスの点で優れてはいるものの,開発という点から考えれば,ウィンドウを常に意識したアプリケーションを作成する必要がでてしまう.ソフトウェアの構成は,MacintoshとMS-DOSマシンの中間的な位置付けになる.しかし,ウィンドウを使用したアプリケーションを作成する場合でも,ROMBIOSを利用することにより(ROMBIOS中にMacintosh同様TOOLBOXが用意されている),効率的な開発ができるだろう.また,開発用としてリソースの公開も予定されており,かなり整備された開発環境が提供されるだろう.
この号の記事に
連載Macの開発環境(月刊ASCII 1987年1月号6)
がある時点で「開発という点から考えれば,ウィンドウを常に意識したアプリケーションを作成する必要がでてしまう.」はないだろう。確かにMacは「使って天国。作って地獄」と言われていたが、Windowシステムのプログラミングは慣れればできた。Windowを意識して作れよという話だ。何を甘えているんだ。DOSでのようなアプリを作りたいのであればPC-9801シリーズを買えよ。と34年後であっても突っ込んでしまう。

次はAppleIIGS
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とにかくApple社の機械はおしゃれだ。趣味としてパソコンを触りたいという人には最適な機械だった。趣味としてプログラミングをしたいという人間にとってはやはりPC-9801シリーズだった。
以前のASCIIのAppleIIの新機種予測がどの程度当たっていたかはスクラップ終了後に確認する。
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