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最新機種緊急レポPC-9801UX,PC-286他(月刊ASCII 1987年12月号5) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

最新機種緊急レポートからPC-9801UX,PC-286U,J-3100SLをスクラップする。
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PC-9801UX21/41
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35年前はパソコンの正面だけではなく背面パネルまで記事になった。

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PC-9801UXは相変わらずCPUを2個積んでいた。それも互換性維持のためという名目で低性能のCPUを積んでいた。今では考えられないことだ。価格はHDDなしで34万8000円という結構高価だった。

PC-9801シリーズと互換性のないPC-98LT
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CPUがV50だったとは覚えていなかった。価格は23万8000円で結構高かったのではないか。
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おしゃれな写真であるが、この当時はノートパソコンというべきものではなく、トランスポータブルパソコンというレベルであった。
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ハードディスクはこのような形で通常はパソコンの横(下でもいいが、上に置いている人はいなかったのではないだろうか)価格は20Mbytesで21万8000円もした。
PC-9801UX21 の部分のまとめをスクラップする。
 今回の発表は、ホビー層を中心としたマシンを、従来のUシリーズとVXシリーズの間に位置するマシンに引き上げ、今後のOS/2などのプロテクトモードを利用するソフトウェアや,さらに高速な処理に対応するといった狙いが感じられる.UXは,UVの純粋な後継機ではなく,新たなシリーズなのである。つまり,ホビーマシンにも80286があっておかしくない時代が来たといっていいだろう.16bitCPUが登場した頃には,「ホビーマシンにそんなCPUはいらない」といった意見もあったが,現実はそうでなかった.PC-9801シリーズやシャープのX68000が示すように,ホビーマシンでも16bitCPUを使う時代なのである.この理論でいけば,80386マシンが主流となるころには,PC-9801UX2といったマシンが登場してもおかしくないだろう。
へーえ。「ホビーマシンにそんなCPUはいらない」という意見があったとは。ホビーの定義をどう捉えているかは不明だが、趣味で使っていても35年前CPUには不満があった。とにかく遅かった。ブアーなゲームならそれでもいいかもしれないが、コンピュータは趣味であっても速度は命だったと思う。

エプソンのPC-286V,PC-286U
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PC-286Uの記事のまとめ部分をスクラップする。
PC-2860ハードディスク内蔵可能な小型マシン

 PC-286Uは,PC-9801UVに対応する互換マシンである.
(中略)  CPU(V30,動作クロック10MHz)をノーウェイトで動作させている点もあるが、マシンの性格的な違いは、2個の内部拡張スロットとハードディスクを内蔵できる点にあるように思う.
 PC-9801UVでは、外部拡張スロットが2個しか用意されていなかったために,RAMディスク用のメモリボードを入れた上で,ハードディスクI/Fやモデムボードを入れたりすると,他にボードを入れることができなかった.
 ところが、PC-286Uでは、内部拡張スロットに2Mbytesのメモリボード(現在のところ未発売であるが)を2枚装着しても、外部拡張スロット2個を温存できる(もっとも,ハードディスクを内蔵した場合には、内部スロットのうち1つが使われる).
(中略)  PC-286は、ハードディスク内蔵可能でありながらPC-9801UV21とほぼ同じサイズとなっている(PC-286U:390(W)×356(D)×88(H),PC-9801UV21:398(W)×335(D)×87(H)mm).
 すなわち,PC-286Uは,PC-9801UV21の互換マシンであるとともに,非常に現実的なマシン環境を意識した別のコンセプトを併せ持つマシンと言えるだろう。
基本的にPC-286シリーズはPC-98互換機なのだから本家より良いところがなければ選んでもらえない。一番は価格だろう。次には性能か。記事にある内部拡張性がどれほど本家に対しアドバンテージがあったのか疑問だった。パソコンを趣味でやっている仲間たちは本体外部にHDDを繋げることに不満はなく、逆に拡張したものが見える形になっていることの方が楽しかった。

東芝のJ-3100SLについてスクラップする
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J-3100SLも背面の写真が載っていた。
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STN液晶。これでも見やすかったのだ。
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ラップトップパソコンは側面の写真も載せる価値があった。
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J-3100SLはフロッピーディスクのみなら29万8000円と安くなった。プラズマディスプレイモデルのJ-3100GTは49万8000円もしたから買いやすくなった。知人の話では仕事で使うのならプラズマディスプレイの方が客先ではプロが持つにふさわしく思われ良かったそうである。
個人をターゲットにした価格帯

 このSLシリーズは、価格的に個人購入が可能なものであり、事実,東芝も有力量販店や家電部門の販売ルートにも流すと発表している。つまり、ホビイストや個人経営者といった層をターゲットとしているのである.
 パーソナルコンピュータとして見れば、ラップトップマシンは、従来のデスクトップマシン並のスペックを持ち、本格的な使用にも十分耐えうるものになってきている.SLシリーズは、そういった中で,低価格化による普及を狙ったマシンである。
 現在,高機能で大きなLCDを持ったポータブルワープロ専用機の標準価格が20万円前後という状態だが、このSLシリーズの価格はそれにいっそう近づいた感がある。単にワープロだけではあきたらなくなったユーザーにとって,このクラスのマシンは魅力的に見えはしないだろうか?
このまとめは、正鵠を得ていた。どうなんかなと思えるまとめがあるなかでこれは良かった。





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