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OS/2その他のソフト(月刊ASCII 1988年4月号2) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

この時点ではOS/2が次世代のOSとして注目されていた。3月号からOS/2の記事が連載されていた。
OS/2がやってきた(その1)(月刊ASCII 1988年2月号6)
OS/2がやってきた(その2)(月刊ASCII 1988年2月号7)
OS/2がやってきた(その3)インタビュー(月刊ASCII 1988年2月号8)
OS/2,COREWARS(月刊ASCII 1988年3月号4) OS/2がやってきた

ASCII EXPRESのインタビュー記事をスクラップする。
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80386モードのOS/2開発で調査を開始
米国IBM社PCコミュニケーション・マネージャー

Charles S. Brown氏インタビュー
 米国IBM社オースチン研究所でOS/2の開発に携わってきたPCコミュニケーション部門のマネージャー,Charles S. Brown氏が来日した.Microsoft社と共同開発したOS/2は,昨年12月にStandard Edition Ver.1.0が出荷され,これに対応するソフトメーカーのアプリケーション開発が活発になってきている.一方,同社が昨年4月に発表したPS/2シリーズは、累計出荷台数が早くも30万台に上ろうとしている.これで,同社が描いた次世代のハードとソフトの環境がやっとそろい,スタートラインについたことになる.Brown氏に,OS/2の今後の計画を中心に聞いた.

――Ver.1.0以降のOS/2の出荷計画は?
Brown氏 Standard Edition Ver.1.0は,OS/2のもっともべーシックな機能を実現するオペレーティング・システムですが,これにグラフィックベースのユーザーインターフェイスを提供するPresentation Managerを付加したVer.1.1は,今年10月に出荷する予定です.これとは別に,拡張機能を付加したExtended Edition Ver.1.0は,今年7月に出荷できるでしょう.また,それをさらに拡張したExtended EditionのVer.1.1は,今年11月に出荷する予定です.
――StandardEditionとExtendedEditionの違いは?
Brown氏 2つのオペレーティング・システムは,目指す環境がまったく異なります.Standard Editionは,80286/80386のアーキテクチャをターゲットに開発したもので,あくまでパーソナルコンピュータの新世代環境を目標に置いています.一方のExtended Editionは,昨年3月にIBMが発表したSAA(Systemss Application Architecture)を実現する最初の製品です。そのために,メインフレームベースのDB2やSQL/DSなどを利用できるリレーショナル・データベース管理用のDatabase Managerと,Token-RingやPCネットワークをサポートするネットワーク管理用のCommunication Managerを付加しています。だから,メインフレームからパーソナルコンピュータまでを統合環境で利用しようというSAAの中に,完全に取り込まれる製品といえます.
――Extended Edition Ver.1.0とVer.1.1の違いは? またVer.1.1で必要とされる動作環境は?
Brown氏 Ver.1.1は,Ver.1.0に3Presentation Managerを付加したものです.ウィンドウベースの環境になりますから,使用・環境としては、Database ManagerとCommunication Managerをウィンドウ切り換えで使い分けるようなイメージが考えられるでしょう.ただ,Ver.1.1はPresentation Managerの機能をフルに使っていません.来年以降になると思いますが,Presentation Managerをフルサポートしたウィンドウ環境を構築する予定です.Ver.1.1の動作環境としては,約3Mbytes程度のメインメモリが必要になるでしょう.
――Standard EditionとExtended Editionの互換性は?
Brown氏 Standard Edition対応のアプリケーションは,基本的にExtended Editionでも動作します.しかし,その逆は原則としてありません.つまり,下位互換ではないということです.
――Standard EditionにDatabase ManagerやCommunication Managerは付加できない?
Brown氏 2つのEditionは目指す環境が異なりますから,基本的にはできません.ですから,メインフレームを含めたトータルな環境にいるユーザーは,最初からExtended Editionを購入することになるでしょう.
――Extended EditionのDatabase ManagerとCommunication Managerは,Microsoft社と共同開発したのですか?
Brown氏 いいえ,SAAに取り込まれる重要な部分ですから,両方ともIBMが独自に開発しました.600人のプログラマが,2つのManagerを開発するために動員されています.Standard Editionの開発では,Microsoft社との間でたくさんの衝突や意見の食い違いがありました.お互いにプライドが高い技術者の集団ですから.しかし、目指すゴールは同じということで、双方が譲歩して製品化できたわけです.
――OS/2用のアプリケーション開発はどんな状況ですか?
Brown氏 IBMでもワープロなどを開発していますが,現在,ソフトメーカー65社が,OS/2用のアプリケーションを開発中で,130以上の製品がリリースされるでしょう.また,アダプタカード(拡張ボード)は,100枚以上がMicro Channel用にリリースされる予定です.OS/2でカードを識別するためのアダプタIDは,すでに1000のリクエストをサードパーティーから受けています.日本でもリクエストがあれば,アダプタIDを出す用意があります.
――80386が持つ32bitのリニアなアドレス空間を利用できる386OS/2の開発は?
Brown氏 具体的な開発スケジュールやアーキテクチャの設計には着手していません.しかし,内部に調査グループを作って仕様の策定作業の前段階にあるのは事実です.

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今読んでもよくわからない。昔は分からない記事を読んで、なぜかワクワクしたものだ。パソコンの未来は分からないのでワクワクしたのだ。

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日本IBM,OS/2の機能を強化
これは何だったんだろう。日本語化したということだったのだろうか?

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AMR,Losuts1-2-3用のADD-INソフトを発売
種々のアドインが発売されていたが、職場では購入理由が難しく買えなく、自宅のパソコンにも当然導入しなかった。職場ではマクロを盛んに作って対応していたからアドインを導入しなくても済んだ。まあ、こうして職場でパソコンを触っていると仕事をしているとみられず、できたマクロを使ってもらっても大して評価はされなかった。昔、「時間が短縮されます。」と言ったら「短縮された分何をするんだ。サボるのか。」と言われたことがあった。基本は残業すればいいのではないかというのが職場の考えだった。

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システムクォリティー,PC-9800用文字認識ソフトを発売
OCRは今では無料で使えるが、ちょと前までは有料だった。この製品「Quick Reader」は5万9800円もした。

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ジャストシステムが日英両用ワープロとグラフィック作成ソフトを発売
duetの用途は?と不思議になった。英単語が混在した文書作成は日本語入力と半角英数字入力の切り替えで良くはないか?
シルエットは花子がドロウ系なのに対し、ペイント系のお絵かきソフトだが、それは優れた別製品があるのでビットマップデータを一太郎に取り込めばよかったのではないかとも思ったが34年前は別のビットマップファイルを取り込めなかったのかな。

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フジカラーサービス,パソコン通信でCG画像出力サービス
インターネットの前にパソコン通信時代ですでに画像データプリントサービスがあった。1枚3000円からだが、スライドやカラーポジが出力できるし、ピクトロプリントなら写真と同じでラボでプリントしてもらえるのなら需要があったと思われる。

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