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MBC-17JF,PC/3,P-VS2,PDD-150(月刊ASCII 1988年4月号6) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

PRODUCTS SHOWCASEの記事をスクラップする。

まず三洋の日本語AT共通仕様/AXマシン MBC-17JF。
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まとめ部分をスクラップする。
 IBM PCの日本語化は,日本・データゼネラルのDG/Oneや横河・ヒューレット・パッカードのVectra-D,東芝のJ3100シリーズなどで行われてきたが,AXについていえば,それと同時に20数社が参加する共通仕様という点が重要である.三洋に続いて,三菱がハードディスク内蔵モデルも含めた高機能ラップトップを発売するといわれるほか,シャープ,三井物産,アイ電子計測器も製品化を計画しているという.AXは,当面,一般のパソコンショップよりも,ディーラーを通したロット売りが中心になるだろうとの見方もあるようだが,複数メーカーによるマシンのバリエーション充実や,IBM PC用ソフトウェアの移植の容易さなどから,急激ではないにしろ、ユーザー層を獲得していくものと思われる.
IBM PC用のソフトを使いたい人がどれだけいたのか。周りで使っている人を知らないのでAXパソコンは売れてなかったのではないかと思う。

PC-9801,IBM PCマルチ互換マシンはプロサイドとトムキャットコンピュータが出していた。
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はじめの部分と最後のまとめをスクラップする。
はじめの部分
 昨年10月のデータショウでのプロサイド(株)によるデモンストレーション以来,話題となっていたマルチ互換マシンが,ようやく姿をあらわした.-ここでいうマルチ互換マシンとは,国内で圧倒的なシェアを誇る日電のPC-9801シリーズと,世界的な16bitパーソナルコンピュータの標準ともいえるIBM PCの互換を同時に実現しようというものである.
 昨年10月末とアナウンスされたプロサイドのP-VS2は,マシンそのものの調整とともに,新たにIBM用拡張ボードが使えるIBMバスのモデルの追加,AXへの対応の考慮などによって大幅に遅れていたが,今年の2月5日にプロサイドに対する全面的な技術提供元であるトムキャットコンピュータ(株からもPC/3として発売されることがアナウンスされた.
 したがって,プロサイドのP-VS2とトムキャットコンピュータのPC/3は,基本的に同じハードウェアと考えて差し支えないが,標準で搭載するCPUなど,細かい点では異なるようだ.また,発表された両機種は,PC-9801バスモデルであり,AX対応版ではない.
PC-9801とIBM PCの両互換機は結局中途半端な互換性ではなかったか。35年前互換機が盛り上がった。そのあとはWindows 3.1が動けば良いからWindows95でもはやPC-9801互換機である必要はなくPC-9801の方からWindowsにすり寄ることになった。

まとめの部分
互換性,著作権問題など
 互換マシンというからには,互換性がどのレベルまで実現されているかが重要な問題となる.PC/3の発表会では,トムキャットコンピュータで行った互換度テストの結果が公表された.
 これによると,PC-9801シリーズ用ソフトウェアでは,ゲームには支障のあるものがいくつか見受けられる.ビジネスソフトでは,全体としてはかなりの互換性を実現しているものの,Lotus1-2-3 Ver.2Jで松茸の使用ができない,花子でファイルの操作不良など,気になる点も残っているようだ.一方,IBMPC用ソフトウェアでは,MS-WINDOWSが動作しない点を除くと,ほぼ完全な互換度を実現しているようである.同社では,これらの問題点は,順次解消するよう努力を続けているという.
 また,BIOSなどの著作権については,それに抵触するものではないとしながらも,日電に対しては評価の申し入れを行っており,その経過については,現在コメントできないとしている.
 PC-9801,IBM PCのマルチ互換マシンは,最初にも述べた経過から,仕様や出荷時期が,流動的となっていたが,発売後の動きが注目されるところである.
互換マシンの弱点はゲームが動かないことが多いことだった。PC-9801シリーズでゲームか?ゲームだったんだ。一般ユーザはビジネスソフトだけでは高いパソコンを買うわけにはいかなかった。PC-9801のゲームは互換機潰しのエースだった。

ソニーの2インチフロッピーディスクドライブのPDD-150の記事
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速度はいかに
 データ転送速度を試すために,Products Showcaseで採用しているベンチマークテストを行った(表2).シーケンシャルファイルの書き込みでは,3.5や5インチ2HDの約1.3倍,読み込みでは3.7倍の速度が出ている.平均シークタイム40msecのハードディスクと比べると,書き込みは0.3倍,読み込みは0.6倍の速度だちょうど,ハードディスクとフロッピーディスクの間くらいである.
 ところが,ランダムデータの書き込みでは,フロッピーディスクより遅いという結果が出ている.テストプログラムは128bytesのデータを読み書きするものである.1セクタのサイズが2HDの256bytesに比べて4Kbytesと16倍も大きいことが大きな原因だろう.128bytesのデータを読み書きする場合,2HDなら1セクタに2レコードしか入っていないが,2インチディスクでは,32レコードも入ることになるからだ.
 逆にいうと,1セクタの容量が大きいので,画像データなどの連続した大きなシーケンシャルファイルを記録するのには合っている.
テキストデータが主な場合は確かにその通りだ。35年前ファイルサイズが大きなものは画像データだけといってもいいくらいだから、記事のとおりだ。

まとめ部分
 さて,利用していく場合のメディア代だが,2インチディスクは1枚1050円ということだ.3.5インチ2DDは1750円,2HDは2450円である(ソニー製品の定価).1Kbytes当りの価格に直すと,2インチは約1.28円に対し,3.5インチ2DDは2.73円,2HDは2.39円となり,半値に近いコストダウンとなる.高速性を利用した常用ファイルとして使う以外にも,価格やディスクの形態からして,データの保存用として利用するにも向いているだろう.
そもそも3.5インチは高いからバックアップ用には使わなかった。5インチが安かったので大量に買いこみバックアップしていた。3.5インチのPCを買うとこういうとき割高になった。わざわざ外付けの2インチFDDを買ってデータの保存つまりバックアップに使うのを向いているというのは無理がある。

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