PC-9801RA,J-3100SGT101他(月刊ASCII 1988年8月号2) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]
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ASCII EXPRESS の扉にはPC-9801RAの写真がある。
NECからPC-9801VXの次世代機種PC-9801RAが発表された。見開き2ページの記事だった。
まず写真をスクラップする。
紹介記事から注目度の高さがわかる。本文記事をスクラップする。
(以下記事から引用)
PC-9801 RA2,同RA5の仕様
主な周辺機器およびOSの価格と出荷時期
(以上引用終わり)
東芝がJ-3100シリーズに100Mbytes HDD内蔵タイプを投入
J-3100SGT101の価格は138万円。今からみるととんでもない価格だが、34年前はこんなものだった。
日本IBMがPS/2シリーズにモデル70とモデル50Zを投入
価格は
モデル70-A21(CPU 80386(25MHz),HDD 120MB)が194万円
同121(CPU 80386(20MHz),HDD 120MB)が124万6000円
同E61(CPU 80386(16MHz),HDD 60MB)が92万5600円
モデル50 Z-061(CPU 80286(10MHz),HDD 60MB)が70万1600円
同031(CPU 80286(10MHz),HDD 30MB)が60万5600円
モデル70/50Z用キーボードが3万3600円って高すぎだろう。
ASCII EXPRESS の扉にはPC-9801RAの写真がある。
NECからPC-9801VXの次世代機種PC-9801RAが発表された。見開き2ページの記事だった。
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日本電気がPC-9800シリーズに新機種を投入PC-9801RAは良かった。このマシンになってやっとMS-DOSのアプリが心地よく使えるようになった。それ以前は、ソフトの処理で待たされることが多かった。その当時「パソコンの分際で人様を待たせるとは何事か。高い金払ってなんでストレスを溜めて仕事をしなければならないのか。コンパイラで済ませるな。処理の遅い部分はアセンブラでゴリゴリ書けやこの野郎」とまあ、罵りながらパソコンを使っていた。それが解消されたのがこのPC-9801RAだった。ただ、キーボードはVMやRXの方が良かった。PC-9801シリーズのキーボードで一番良かったのはVM2だった。このキーボードだけでも売って欲しかった。
CPUに80386とV30を搭載
――日本語MSOS/2の出荷は9月――
日本電気(株)と日本電気ホームエレクトロニクス(株は,PC-9800シリーズの新機種として,32bit CPUの80386(クロック周波数16MHz,ノーウェイト)と16bit CPUのV30(同8MHz)を搭載したパーソナルコンピュータ「PC-9801RA2」および「同RA5」,周辺機器,日本語OSを開発,発表した.
RA2は,1Mbytesタイプの5インチフロッピーディスクドライブ2台を内蔵したモデル.RA5は,それに加えて容量40Mbytes,平均アクセス時間28msの3.5インチハードディスクドライブも内蔵している.RA2は、別売の増設用ハードディスクドライブ「PC-9801RA-35」を組み込めば,RA5へのグレード・アップが可能.
両機種とも,メインメモリは1.6Mbytesを標準装備しており,メモリ専用スロットに3Mbytes,拡張スロットに8Mbytesを実装することにより,合計12.6Mbytesまで内蔵可能になっている.メモリ専用スロットは32bitバスを採用しており,1Mbytesの増設メモリボード「PC-9801RA-01」が用意される.
3種類のカスタムVLSIを採用したことで,VM/VXシリーズに比べて横幅で40mm,奥行きで10mm小さい380(W)×335(D)×150(H)mmという省スペース化を実現している.キーボードもこれに合わせて小型化され,UVシリーズのものとほぼ同じサイズの435(W)×190(D)×34(H)mmとなったほか,ファンクションキーが15個になり,CAPSやカナロックなどのキーがソフトウェアで制御可能になっている.
ディスプレイ表示は,現行のVM/VXシリーズなどと同じスペックで,テキストが80字×25行,グラフィックが640×400ドットで,カラーは4096色中16色の同時表示が可能になっている.グラフィック処理をスピードアップするためにEGC(EnhancedGraphicCharger)も搭載している.
■5種類のOS体系をサポートMS-DOS Ver.3.3しか使ってなかった。他のOSは使い物になったのだろうか。EMSメモリがDOSで使えるようになったのは助かった。楽になった。
RAシリーズに対応するオペレーティング・システムは,「日本語MS-DOS Ver.3.3」,「日本語MS OS/2Ver.1.0」,「日本語MS-WINDOWS/386」,「日本語MS-WINDOWS Ver.2.0」および「PC-UX/V Rel.3.0」の5種.
日本語MS-DOS Ver.3.3は,アプリケーションで利用可能なメモリ空間を拡張できるメモリ拡張仕様EMS(Expanded Memory Specification)4.0を採用しており,80386使用時には640Kbytesを越えるメモリの管理が可能になっている(最大32Mbytesまでメモリ管理が可能).また,AIかな漢字変換機能を装備して,変換ヒット率の向上を図っているほか,同時発表したSCSIインターフェイス対応の外付けハードディスクをサポートしており,最大600Mbytesまでのディスクファイルの取り扱いが可能になっている.
日本語MSOS/2 Ver.1.0は,複数のアプリケーションソフトを並行して実行可能なマルチタスクOSで,既存のMS-DOSアプリケーションソフトを動作させることが可能なモードも用意している.かな漢字変換には,日本語MS-DOS Ver.3.3と同様,AIかな漢字変換機能を装備している.メインメモリ2.6Mbytesと20Mbytes以上のHDDが必要.
日本語MS-WINDOWS/386および日本語MS-WINDOWS Ver.2.0は,オーバーラップウィンドウを採用しており,日本語MS-DOS Ver.3.3(日本語MS-WINDOWS/386はPS-011XXXも可)と併用することで640Kbytesを越えるメモリの取り扱いが可能.日本語MS-WINDOWS/386上ではMS-DOSの現行アプリケーションソフトも並行して実行できる.オプションのマルチフォントROMボードを使用することにより,数種類のサイズの明朝体,ゴシック体をウィンドウ上で利用することができる.同ボードは,アウトラインフォントを装備しており,11×11~400×400ドットの文字を生成可能,MS-WINDOWS/386はメインメモリ3.6Mbytes,10Mbytes以上のHDDと日本語MS-DOS(Ver.3.X)が必要.MS-WINDOWSVer.2.0はメインメモリ640Kbytesが必要.
PC-UX/V Rel.3.0は,UNIX System Vに準拠した最大4ユーザーをサポートするマルチユーザー・マルチタスクOS.
■周辺機器は,SCSIを採用したHDDなどを発表散々PC-9801の悪口を言ってきたが、このPC-9801RAには悪口は言わなかった。やはり80386になってやっと使い物になる速度になったということ。それ以前のCPUでも使えるという人は8bit機でも使ってればいいやとまで暴言を吐いていた。それほど80386は仕事に使えるCPUだった。
同時発表した周辺機器は,SCSIインターフェイスボード「PC9801-55」を介してPC-9800シリーズに接続するハードディスクドライブ3機種と,日本語シリアルドットプリンタ3機種.ハードディスクドライブの内訳は,1容量20Mbytes(平均アクセス時間28ms)の「PC-HD020」,2容量40Mbytes(同28ms)の「PC-HD040」,3容量130Mbytes(同23ms)の「PC-HD130」――の3機種.PC-9801-55には、4台のハードディスクドライブが接続できるほか,CD-ROMドライブなど最大7台の周辺機器を接続可能.PC-9801-55を使用するには,日本語MS-DOSVer.3.3が必要.
また,日本語シリアルドットプリンタの内訳は,プッシュトラクタ標準装備の24×24ドットプリンタ「PC-PR101G」および「同201G」と,トラクタフィーダ標準装備のカラー対応24×24ドットプリンタ「PC-PR201H3」.
価格は,RA2が49万8000円,RA5が73万6000円.出荷開始は7月中旬の予定(その他の製品の価格と出荷時期は表を参照のこと).
(以下記事から引用)
PC-9801 RA2,同RA5の仕様
CPU | 80386(クロック周波数 16MHz), V30(同8MHz) (CPUはディップスイッチの切り換えで使用) |
ROM | BIOSおよびN88-BASIC(86) 96Kbytes |
RAM | メインメモリ 1.6Mbytes(32bitバスメモリ専用スロットおよび16bitバス拡張スロットを使用して増設可能) 内蔵最大メモリ 12.6Mbytes |
VRAM | テキスト用VRAM :12K bytes グラフィック用VRAM :256K bytes |
テキスト表示 | 80文字×25行,80文字×20行,40文字×25行,40文字×20行 リバース, ブリンク, シークレット, カラー8色 (キャラクタ単位に指定可能) |
グラフィック表示 | |
カラー | 640×400ドット:2画面,640×200ドット : 4画面 4096色中16色表示(アナログRGBディスプレイ使用時) 8色中8色表示 (デジタルRGBディスプレイ使用時) |
モノクロ | 640×400ドット:8画面,640×200ドット:16画面 |
漢字表示 | JIS第1,第2水準漢字など約7600文字,ユーザー定義文字種188文字16×16ドット表示 |
キーボード | JIS標準配列準拠, テンキー, コントロールキー, 15ファンクションキー HELP, COPY, BS, INS, DEL, XFER, NFER, CAPS および カナロックの各キーはソフトウェアで制御可能 |
FDD | 1Mbytes タイプ 5.25インチ×2台を内蔵 (3~4台目用のインターフェイスも内蔵) /td> |
HDD | RA2:40Mbytes 3.5インチを1台内蔵可能 RA5:40Mbytes 3.5インチを1台内蔵 (増設用インターフェイスも内蔵) |
マウスI/O | 内蔵 |
プリンタI/O | 8bit パラレルインターフェイス |
シリアルI/O | 1ch 内蔵,RS-232C規格に準拠 |
カレンダ時計 | 電池によるバックアップ |
拡張スロット | 4スロット内蔵(I/O拡張ユニットを利用して増設可能)/td> |
サイズ | 本体 :380(W) × 335(D)× 150(H)mm キーボード:435(W) × 180(D)× 34 (H)mm |
重量 | RA2:9.4kg, RA5 : 10.8kg |
主な周辺機器およびOSの価格と出荷時期
品名 | 価格(円) | 出荷時期 |
PC-9801 RA-01 増設RAMボード | 80,000 | 7月中旬 |
PC-9801-55 SCSIインターフェイスボード | 38,000 | 7月下旬 |
PC-9801 RA-35 増設用 HDD | 238,000 | 7月中旬 |
PC-HD020 20 Mbytes HDD | 158,000 | 7月下旬 |
PC-HD040 40Mbytes HDD | 238,000 | 7月下旬 |
PC-HD130 130Mbytes HDD | 638,000 | 8月下旬 |
PC-PR201 G 日本語シリアルドットプリンタ | 158,000 | 7月上旬 |
PC-PR 101 G 日本語シリアルドットプリンタ | 138,000 | 7月上旬 |
PC-PR201 H3 日本語シリアルドットカラープリンタ | 226,000 | 7月上旬 |
日本語 MS-DOS Ver.3.3 基本セット | 17,000/18,000 | 7月中旬 |
日本語 MS-WINDOWS Ver.2.0 | 19,000/20,000 | 9月中旬 |
日本語 MS-WINDOWS / 386 | 40,000 | 9月中旬 |
日本語 MS OS/2 Ver.1.0 | 59,000 | 9月下旬 |
(以上引用終わり)
東芝がJ-3100シリーズに100Mbytes HDD内蔵タイプを投入
J-3100SGT101の価格は138万円。今からみるととんでもない価格だが、34年前はこんなものだった。
日本IBMがPS/2シリーズにモデル70とモデル50Zを投入
価格は
モデル70-A21(CPU 80386(25MHz),HDD 120MB)が194万円
同121(CPU 80386(20MHz),HDD 120MB)が124万6000円
同E61(CPU 80386(16MHz),HDD 60MB)が92万5600円
モデル50 Z-061(CPU 80286(10MHz),HDD 60MB)が70万1600円
同031(CPU 80286(10MHz),HDD 30MB)が60万5600円
モデル70/50Z用キーボードが3万3600円って高すぎだろう。
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