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PC-9801RA,J-3100SGT101他(月刊ASCII 1988年8月号2) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

ASCII EXPRESS からPC-9801RA,J-3100SGT101他の記事をスクラップする。
ASCII EXPRESS の扉にはPC-9801RAの写真がある。
ASCII1988(08)b01ASCEXP扉_W520.jpg
NECからPC-9801VXの次世代機種PC-9801RAが発表された。見開き2ページの記事だった。
ASCII1988(08)b14PC-9801RA_W520.jpg
まず写真をスクラップする。
ASCII1988(08)b14PC-9801RA_写真1_W520.jpg
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ASCII1988(08)b14PC-9801RA_写真3_W520.jpg
紹介記事から注目度の高さがわかる。本文記事をスクラップする。
日本電気がPC-9800シリーズに新機種を投入
CPUに80386とV30を搭載
――日本語MSOS/2の出荷は9月――

 日本電気(株)と日本電気ホームエレクトロニクス(株は,PC-9800シリーズの新機種として,32bit CPUの80386(クロック周波数16MHz,ノーウェイト)と16bit CPUのV30(同8MHz)を搭載したパーソナルコンピュータ「PC-9801RA2」および「同RA5」,周辺機器,日本語OSを開発,発表した.
 RA2は,1Mbytesタイプの5インチフロッピーディスクドライブ2台を内蔵したモデル.RA5は,それに加えて容量40Mbytes,平均アクセス時間28msの3.5インチハードディスクドライブも内蔵している.RA2は、別売の増設用ハードディスクドライブ「PC-9801RA-35」を組み込めば,RA5へのグレード・アップが可能.
 両機種とも,メインメモリは1.6Mbytesを標準装備しており,メモリ専用スロットに3Mbytes,拡張スロットに8Mbytesを実装することにより,合計12.6Mbytesまで内蔵可能になっている.メモリ専用スロットは32bitバスを採用しており,1Mbytesの増設メモリボード「PC-9801RA-01」が用意される.
 3種類のカスタムVLSIを採用したことで,VM/VXシリーズに比べて横幅で40mm,奥行きで10mm小さい380(W)×335(D)×150(H)mmという省スペース化を実現している.キーボードもこれに合わせて小型化され,UVシリーズのものとほぼ同じサイズの435(W)×190(D)×34(H)mmとなったほか,ファンクションキーが15個になり,CAPSやカナロックなどのキーがソフトウェアで制御可能になっている.
 ディスプレイ表示は,現行のVM/VXシリーズなどと同じスペックで,テキストが80字×25行,グラフィックが640×400ドットで,カラーは4096色中16色の同時表示が可能になっている.グラフィック処理をスピードアップするためにEGC(EnhancedGraphicCharger)も搭載している.
PC-9801RAは良かった。このマシンになってやっとMS-DOSのアプリが心地よく使えるようになった。それ以前は、ソフトの処理で待たされることが多かった。その当時「パソコンの分際で人様を待たせるとは何事か。高い金払ってなんでストレスを溜めて仕事をしなければならないのか。コンパイラで済ませるな。処理の遅い部分はアセンブラでゴリゴリ書けやこの野郎」とまあ、罵りながらパソコンを使っていた。それが解消されたのがこのPC-9801RAだった。ただ、キーボードはVMやRXの方が良かった。PC-9801シリーズのキーボードで一番良かったのはVM2だった。このキーボードだけでも売って欲しかった。
■5種類のOS体系をサポート
 RAシリーズに対応するオペレーティング・システムは,「日本語MS-DOS Ver.3.3」,「日本語MS OS/2Ver.1.0」,「日本語MS-WINDOWS/386」,「日本語MS-WINDOWS Ver.2.0」および「PC-UX/V Rel.3.0」の5種.
 日本語MS-DOS Ver.3.3は,アプリケーションで利用可能なメモリ空間を拡張できるメモリ拡張仕様EMS(Expanded Memory Specification)4.0を採用しており,80386使用時には640Kbytesを越えるメモリの管理が可能になっている(最大32Mbytesまでメモリ管理が可能).また,AIかな漢字変換機能を装備して,変換ヒット率の向上を図っているほか,同時発表したSCSIインターフェイス対応の外付けハードディスクをサポートしており,最大600Mbytesまでのディスクファイルの取り扱いが可能になっている.
 日本語MSOS/2 Ver.1.0は,複数のアプリケーションソフトを並行して実行可能なマルチタスクOSで,既存のMS-DOSアプリケーションソフトを動作させることが可能なモードも用意している.かな漢字変換には,日本語MS-DOS Ver.3.3と同様,AIかな漢字変換機能を装備している.メインメモリ2.6Mbytesと20Mbytes以上のHDDが必要.
 日本語MS-WINDOWS/386および日本語MS-WINDOWS Ver.2.0は,オーバーラップウィンドウを採用しており,日本語MS-DOS Ver.3.3(日本語MS-WINDOWS/386はPS-011XXXも可)と併用することで640Kbytesを越えるメモリの取り扱いが可能.日本語MS-WINDOWS/386上ではMS-DOSの現行アプリケーションソフトも並行して実行できる.オプションのマルチフォントROMボードを使用することにより,数種類のサイズの明朝体,ゴシック体をウィンドウ上で利用することができる.同ボードは,アウトラインフォントを装備しており,11×11~400×400ドットの文字を生成可能,MS-WINDOWS/386はメインメモリ3.6Mbytes,10Mbytes以上のHDDと日本語MS-DOS(Ver.3.X)が必要.MS-WINDOWSVer.2.0はメインメモリ640Kbytesが必要.
 PC-UX/V Rel.3.0は,UNIX System Vに準拠した最大4ユーザーをサポートするマルチユーザー・マルチタスクOS.
MS-DOS Ver.3.3しか使ってなかった。他のOSは使い物になったのだろうか。EMSメモリがDOSで使えるようになったのは助かった。楽になった。
■周辺機器は,SCSIを採用したHDDなどを発表
 同時発表した周辺機器は,SCSIインターフェイスボード「PC9801-55」を介してPC-9800シリーズに接続するハードディスクドライブ3機種と,日本語シリアルドットプリンタ3機種.ハードディスクドライブの内訳は,1容量20Mbytes(平均アクセス時間28ms)の「PC-HD020」,2容量40Mbytes(同28ms)の「PC-HD040」,3容量130Mbytes(同23ms)の「PC-HD130」――の3機種.PC-9801-55には、4台のハードディスクドライブが接続できるほか,CD-ROMドライブなど最大7台の周辺機器を接続可能.PC-9801-55を使用するには,日本語MS-DOSVer.3.3が必要.
 また,日本語シリアルドットプリンタの内訳は,プッシュトラクタ標準装備の24×24ドットプリンタ「PC-PR101G」および「同201G」と,トラクタフィーダ標準装備のカラー対応24×24ドットプリンタ「PC-PR201H3」.
 価格は,RA2が49万8000円,RA5が73万6000円.出荷開始は7月中旬の予定(その他の製品の価格と出荷時期は表を参照のこと).
散々PC-9801の悪口を言ってきたが、このPC-9801RAには悪口は言わなかった。やはり80386になってやっと使い物になる速度になったということ。それ以前のCPUでも使えるという人は8bit機でも使ってればいいやとまで暴言を吐いていた。それほど80386は仕事に使えるCPUだった。

(以下記事から引用)
PC-9801 RA2,同RA5の仕様
CPU80386(クロック周波数 16MHz), V30(同8MHz)
(CPUはディップスイッチの切り換えで使用)
ROMBIOSおよびN88-BASIC(86) 96Kbytes
RAMメインメモリ 1.6Mbytes(32bitバスメモリ専用スロットおよび16bitバス拡張スロットを使用して増設可能)
内蔵最大メモリ 12.6Mbytes
VRAMテキスト用VRAM :12K bytes
グラフィック用VRAM :256K bytes
テキスト表示80文字×25行,80文字×20行,40文字×25行,40文字×20行
リバース, ブリンク, シークレット, カラー8色
(キャラクタ単位に指定可能)
グラフィック表示
カラー640×400ドット:2画面,640×200ドット : 4画面
4096色中16色表示(アナログRGBディスプレイ使用時)
8色中8色表示 (デジタルRGBディスプレイ使用時)
モノクロ640×400ドット:8画面,640×200ドット:16画面
漢字表示JIS第1,第2水準漢字など約7600文字,ユーザー定義文字種188文字16×16ドット表示
キーボードJIS標準配列準拠, テンキー, コントロールキー,
15ファンクションキー
HELP, COPY, BS, INS, DEL, XFER, NFER, CAPS および
カナロックの各キーはソフトウェアで制御可能
FDD1Mbytes タイプ 5.25インチ×2台を内蔵
(3~4台目用のインターフェイスも内蔵) /td>
HDDRA2:40Mbytes 3.5インチを1台内蔵可能
RA5:40Mbytes 3.5インチを1台内蔵
(増設用インターフェイスも内蔵)
マウスI/O内蔵
プリンタI/O8bit パラレルインターフェイス
シリアルI/O1ch 内蔵,RS-232C規格に準拠
カレンダ時計電池によるバックアップ
拡張スロット4スロット内蔵(I/O拡張ユニットを利用して増設可能)/td>
サイズ本体 :380(W) × 335(D)× 150(H)mm
キーボード:435(W) × 180(D)× 34 (H)mm
重量RA2:9.4kg, RA5 : 10.8kg


主な周辺機器およびOSの価格と出荷時期
品名価格(円)出荷時期
PC-9801 RA-01
増設RAMボード
80,0007月中旬
PC-9801-55
SCSIインターフェイスボード
38,0007月下旬
PC-9801 RA-35
増設用 HDD
238,0007月中旬
PC-HD020
20 Mbytes HDD
158,0007月下旬
PC-HD040
40Mbytes HDD
238,0007月下旬
PC-HD130
130Mbytes HDD
638,0008月下旬
PC-PR201 G
日本語シリアルドットプリンタ
158,0007月上旬
PC-PR 101 G
日本語シリアルドットプリンタ
138,0007月上旬
PC-PR201 H3
日本語シリアルドットカラープリンタ
226,0007月上旬
日本語 MS-DOS Ver.3.3 基本セット17,000/18,0007月中旬
日本語 MS-WINDOWS Ver.2.019,000/20,0009月中旬
日本語 MS-WINDOWS / 38640,0009月中旬
日本語 MS OS/2 Ver.1.059,0009月下旬

(以上引用終わり)

東芝がJ-3100シリーズに100Mbytes HDD内蔵タイプを投入
ASCII1988(08)b19東芝J-3100SGT101_W520.jpg
J-3100SGT101の価格は138万円。今からみるととんでもない価格だが、34年前はこんなものだった。

日本IBMがPS/2シリーズにモデル70とモデル50Zを投入
ASCII1988(08)b20IBMPS/2_W520.jpg
価格は
モデル70-A21(CPU 80386(25MHz),HDD 120MB)が194万円
同121(CPU 80386(20MHz),HDD 120MB)が124万6000円
同E61(CPU 80386(16MHz),HDD 60MB)が92万5600円
モデル50 Z-061(CPU 80286(10MHz),HDD 60MB)が70万1600円
同031(CPU 80286(10MHz),HDD 30MB)が60万5600円
モデル70/50Z用キーボードが3万3600円って高すぎだろう。

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