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PC-88VA(月刊ASCII 1987年5月号7)TEST ROOM [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

TEST ROOM はPC-88VAとMacSEとX68000だった。
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まずPC-88VAの写真。
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PC-Enigineと言えばNECとハドソンが共同開発したゲーム機を連想する。PC-88VAのMS-DOSと互換性があるOSだとは記憶になかった。この頃の興味は16bit機だけだったので、知人がPC-8801のような8bitパソコンを買いたいといっても「8bit機?ゲーム機でしょう。ファミコン買った方がいいよ。ワープロもしたい?ワープロ買えばいいでしょう。パソコン買ってもただの箱になるかもしれないよ」と言っていた。
さてそのPC-88VAについて興味深い記事部分をスクラップする。
独自のDOS「PC-Engine」
 PC-Engineは,PC-88VAの機能を生かすべくオリジナル設計されたDOSである.PC-Engineのディスクフォーマットは、これまでのN88-DISK BASICと異なり,PC-9800シリーズを始めとする多くの16ビットパソコンで稼働しているMS-DOSのフォーマットと同じである。そのため,MS-DOSの2D/2DD/2HDディスクに対するリード/ライトが可能である.また,表1のように、バッチファイル用コマンドを含め,コマンドレベルでMSDOSVer2.xxとコンパチビリティを持っている.また,これまでのN88-DISK BASICとの互換性もある.N88-DISK BASICフォーマットのものに関しては2D/2HDの区別なく、すべて読み書きでき,変換プログラムの必要はない、2つのディスクフォーマットの違いはPC-Engineが自動判別してくれるため,ユーザーは操作中のディスクがどちらのフォーマットであるかを意識する必要はない.
知らなかった。周りにPC-88VAを持っている人がいなかったのでしょうがない。私にとってはPC-88VAは無かったことにされている機械だ。
エディタとデバッガ
 PC-Engineには,BASICからも呼び出せるエディタがROMに装備されている.PC-Engineからは,EDIT<ファイル名>,BASICからは,EDITと入力することにより,エディタが起動される.
 BASICから呼び出した時には,メモリ上のBASICプログラムを編集でき、従来からのBASIC上のスクリーンエディタとあわせて効率のよいプログラミングが可能である.
 このエディタは,最大64キロバイトまでのテキストが編集可能であり,オンメモリ編集なので,かなり速い検索と置換を実現している.PC-9800シリーズで動く高機能エディタと比べると,地味ではあるが,必要と思われる機能は,ほとんど装備されており,起動も速く使いやすい表2におもなコマンド一覧を示す.
 しかし、スクロールはおせじにも速いとはいえない.PC-88VAは,日本語処理の機能強化と高速性を実現するため,漢字VRAMを搭載しているが,このエディタにおける漢字の逆スクロールの速度は納得できないウィンドウ処理を行っているならともかく、なぜこんなに遅いのか疑問に感じるほどである.エディタはDOS上のアプリケーションの中で1番使用時間の長いソフトだけに、使い勝手が重要になる.
うわー。言われているわ。スクロールの遅さ。当時のソフトには画面スクロールが遅いソフトが結構あった。「よくこんなソフトで金を取れるな。面の皮が厚いとはお前のことだ。結局8086なんかを使っているからこんなことになるんだ」と8086を呪っていた。当時私は、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いというような状態になっていた。で、その報いは何十万円も払って残念マシンを買ったことに表れた。人を呪わば穴二つだ。人ではなくCPUだけど。
88シリーズ初のスプライト画面
 V3モードでは,PC-8800シリーズとして初めてスプライトが使える.その性能は,同時に30個のスプライトが使用でき,最大サイズは256×256,ドットごとに4096色中16色のパレットから1色を選べるという,かなり強力なものとなっている.
 スプライト画面の解像度は,640×400もしくは640×200だが,スプライトの位置を指定する座標系は,縦横-2048から+2047まで使用できる.また,スプライトをサポートするBASIC命令も豊富である.特に,スプライトマクロが強力で、スプライトの動きを文字列に定義でき,それをバックグランド処理することが可能である.ちょうど,ミュージックマクロのように,マクロのバッファに事前に文字列を送っておけば、他の処理を行っている間でもスプライトを自動的に動かしておけるわけだ。他には,衝突割り込みや境界オーバー割り込みなど,20種類以上の命令が用意されている.
 その他,気になった点としては、テキスト画面の違いである.本来8ドットであるV1・V2BASICにおけるフォントが,高解像度ディスプレイを使うとV3モードと同じ16ドットフォントになる.これ自身は、見た目が美しくなるので問題はないのだが,その表示速度がやたらと遅い(表4参照).この程度の遅さなら、まだ我慢できるのだが,相性の悪いソフト(キャラクタの表示処理をIN/OUT命令で1文字ずつ行っているような場合)になると、テキストの書き換えが目で追えるほど、速度が落ちる.これでは実用に耐えず、実質的な互換性はないといわざるをえない.
BASIC上からテキスト画面を操作しているソフトに関しては,3割ダウン程度の速度差で実行でき,グラフィック画面のみのソフトでは,遅くはならないことを付け加えておく。
散々な評価だった。まあ私の記憶になかったPC-88VAだからこんなものか。
残りのMacSEの記事とX68000のスクラップはMacSEのカラー写真2枚に留める。
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