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PC-9801LS,PC-286LE,FMR-10LT,MAXLINK(月刊ASCII 1989年1月号8) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

PRODUCTS SHOWCASEをスクラップする。
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まずはPC-9801LS。
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表1を抜粋してスクラップする。
表1 PC-9801LSの主な仕様
CPU 80386SX(16MHz),V30(8MHz)
ROM N88-BASIC(86)およびBIOS 96Kbytes
RAM 1.6Mbytes標準実装
VRAM テキストVRAM 12Kbytes
グラフィックVRAM 256Kbytes
表示素子 8/15階調表示のプラズマディスプレイ(640×400ドット)
グラフィックス カラー指定時
 640×400ドット 8/15階調 2画面
 640×200ドット 8/15階調 4画面
ディスプレイ接続時は4096色中16色を表示可
モノクロ指定時
 640×400ドット 2階調 8画面
 640×200ドット 2階調 16画面
外寸 339(W)×380(D)×103(H)mm
重量 LS2 8.1kg, LS5 8.8kg
価格 LS2 62万8000円, LS5 86万6000円

評価(まとめ)の部分をスクラップする。
 CPUのグレードなどの基本設計とは逆に,価格が安いほどバッテリで動作する時間が長いというのはなかなか面白い.完全に電源のない所で使うという,バッテリ駆動時間が命の仕事ではLTを選ぶことになり,LSは電源のある所でしか利用できない.そういう意味では、省スペース型デスクトップ機ということもできる.
 LVとLS2との価格差は,28万3000円だその差は、3倍の速度とプラズマディスプレイ,1Mbytesのメモリ,増設メモリや演算コプロセッサの拡張性とともに,WINDOWSやOS/2が利用できるかどうかまで,かなり大きい.そのため,価格と電源のことを考えると,RAにするか,LSにするか迷う人が多いだろう.286CPUを搭載した,ラップトップ型「普及機」の登場が待たれるところだ.

たとえ表示能力が貧弱でも持ち運び使いたいということがあったのでラップトップを持っている人はいた。また、バッテリ駆動できなくても客先で使いたいというプロの人はプラズマディスプレイのLS2を使ったと思われる。私の知人は東芝のプラズマディスプレイのラップトップを使っていたが客先でのインパクトがあり仕事しやすかったと言っていた。
 最後の「286CPUを搭載した,ラップトップ型「普及機」の登場が待たれる」は、日電の機種展開が他社より遅れ気味だったことを示している。

次はPC-286LE。
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上海は当時流行った。ワープロまで移植されていた。職場でも仕事をしているかと思えば、ワープロで上海をしていた人がいた。
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評価(まとめ)の部分をスクラップする。
 さて、PC-286LEは,PC-9801UVシリーズの互換マシンだが,その互換度については,PC-286U/Lである程度実績を上げてきたといってよさそうである.しかし,特定のアプリケーションを使用したいのであれば,あらかじめセイコーエプソンがショップなどで配布している小冊子を参照されるのがよいだろう.
 PC-286LEは,もともとラップトップマシンと呼ぶよりは,可搬型の省スペースデスクトップといった趣のマシンである.8階調表示によるカラーソフトへの対応やハードウェアオプションの充実によって,この方向での独特の利用環境を育てつつあるといってよさそうである.

無難なまとめだ。互換性については一般ユーザの私たちは文句がなかった。趣味で動かないソフトを探していたが、動かないソフトがあってもそれは必須なのかといえば何もラップトップで動かす必要はなかった。とにかくこうした互換機メーカが展開する機械はユーザが求めるものであったので日電も追随するしかなかった。もう、日電は殿様商売が鼻につき嫌だった。

次は、FMR-10LT。
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表1 FMR-10LTシリーズの主な仕様
FMR-10LT1 FMR-10LT2 FMR-10LT3
CPU 80C186F(10MHz,ノーウェイト)
RAM 448Kbytes(最大640Kbytesまで本体内に拡張可能)
表示部 反射型液晶ディスプレイ バックライトつき
液晶ディスプレイ
グラフィック表示 640×400ドット
外形寸法
(W×D×H)mm
310×335×80
重量 約5kg
バッテリでの
使用時間
連続4時間
(8時間充電後)
連続1時間(同左)
価格 19万8000円 22万8000円 24万8000円

反射型液晶ディスプレイは見にくかった。でも価格は安く、バッテリの持ちも良かったので使われていた。
評価(まとめ)の部分をスクラップする。
 ひとことで評するなら,頻繁に持ち運ぶためのパソコンとして,必要な機能を絞り込んだ,というのが妥当なところだろうか.高速化と軽量化を同時に実現するために,周辺回路を複雑化する80286を使わずCPUクロックを上げて対処しているし,バッテリを消耗するディスクアクセスを減らすために,ポータブルワープロ的なROMカードも取り入れた.
 ただ,せっかく思い切ったことをするのであれば,軽さと大きさでももうひとがんばりしてほしいというのは,多くを望みすぎるだろうか(PC-98LTは3.9kgなのであるから).また,ソフトウェアのラインナップが今後どう展開されるかも気がかりではある.とはいえ,MS-DOSの動くポータブルワープロとして,あるいは実際に持ち運んで使えそうなラップトップパソコンとして,興味をそそられる製品である.

最後の「実際に持ち運んで使えそうなラップトップパソコンとして,興味をそそられる製品である.」の「そうな」とか「興味をそそられる」は微妙な製品だと評価していたと言える。たしかに約5kgは重い。鞄に詰めて出張、通勤はしたくない。

次はMAXLINK。
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評価(まとめ)の部分を抜粋しつつスクラップする。
 今までは,増設ドライブがない時は,通信ソフトを利用して転送していたのだから,それが仮想ドライブとして扱えるようになっただけでも非常に便利になったと言えるのだが,MAXLINKの真価はその転送スピードの速さにある.なんと最高120000bpsから最低でも40000bpsで通信を行う.通常の98用通信ソフトは最高9600bpsだから,その4~12倍の速度だ.
 このように転送スピードに幅があるのは転送時にデータを圧縮したり,またRS-232Cをコントロールするコンピュータの処理能力によって差があるからである.すなわちCPUが80386や80286などであれば最高速に近い値の転送スピードになる(ここで,「近い」と表現したのは転送する内容によっては先に説明したデータの圧縮率が変わってくるためである)が,V30や8086などをCPUとしたコンピュータ同士の転送では40000bps位にまで転送スピードが落ちてしまうのである.こういった場合にはデバイスドライバとしてMAXLINK.DRVの代わりにMAXLINKS.DRVを利用する.両者の違いは、MAXLINK.DRVが非同期通信での接続だったのに対し,MAXLINKS.DRVは同期通信による接続となる.ユーザー側の利用形態は同じだ.
 この同期通信を使用すれば,CPUの性能にかかわらず76800bpsという転送スピードを実現できる.ただしこのモードではIBM PC/ATとの接続はできないとのことである。
 また,MAXLINKではデータの転送に際して,CRCによるチェックを行っているので,信号で化けたりといったことはない.
 付属のケーブルがもう少し長ければ,離れたコンピュータの遠隔操作などと,いろいろその用途は広がるとも思われるが,残念ながら付属のケーブルはそういったことをするには若干短い.ただし,試験的にRS-232Cの延長ケーブル(約2mのフラットケーブル)を接続してみたが,問題なく利用できた.
 価格もそれほど高価ではないので,メディアの異なるデータ転送の必要なユーザーには、まず必携のアイテムと言える.また,同一メディアのマシンが複数台ある場合でも,ハードディスク内のファイル転送のやりとりなどが,簡単に行える.さらに,PC/ATやコンパチ機がある場合は,98では書き込めないディスク(5インチ2Dや3.5インチ2HC)へのコンバートができるようになる.

私はダイナブックを買ってMAXLINKを買ってダイナブックを職場でも手放せないようになった。発売当初に添付された専用バッグ(ダイナバッグ)と呼び通勤時等持ち運ぶようになった。MAXLINK様様だった。
マニュアル(上段左から2番目)を長い間とっておいた。
取説を捨てる(PC本体関係他)

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