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PC-88VA(月刊ASCII 1987年10月号6)特集NEW GENERATION! [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

特集NEW GENERATION!
今回はPC-88VAの記事をスクラップする
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冒頭の記事本文をスクラップする。
PC-88VAの概要

ハードウェア強化されたグラフィックス機能

 一般に広く普及した機種の後継機種を開発・発売する場合,現行機種との互換性をどうするかといったアーキテクチャ上の問題が生じます.
 今年の4月に発売されたシャープのX68000は,従来のX1シリーズとの互換性は重視されていません.それとは逆に,互換性を残しつつ新しい方向性を打ち出したのが,今年の3月に発表された日本電気のPC-88VA(写真1)です.
 これまでPC-8801シリーズは、CPUの動作周波数を倍の8MHzに変更したり,バンク切り換え方式のメモリを増設したりして、処理の高速化などのユーザーのニーズに応えてきました.しかし8ビットのCPUでは機能の向上が難しい部分もあり,シリーズ最上位機種のPC-88VAには,Z80H/V30コンパチブルの16ビットCPUであるμPD9002(約8MHz)が搭載されました.このCPUの採用により,Z80HエミュレーションモードでV1/V2モードがサポートされることになり,従来のPC-8801シリーズとの高度な互換性が実現されています.
 そして,PC-88VAになって新たに付加されたV30コンパチブルCPUで動作するV3モードでは、グラフィックス機能が大幅に強化されました.グラフィックス処理専用のVDP(Visual Display Processor)とIDP(Intelligent Display Processor)が採用されたことにより,最大640×408ドットで256色,また640×200ドットでは65536色を表示できるだけでなく,画面分割や水平垂直スムーズスクロール,独立した2画面の合成,最大32個までのスプライトの処理といった機能が可能になったのです.
NECは旧機種で成功を収めたので新たな挑戦には臆病になるのはしょうがない。それにしても、NECの互換性維持の努力は凄いと感じたのがこのPC-88VAだった。だがしかし、互換性維持に縛られたがゆえにこの先のパソコンシェアを落としていった。
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記事本文の最後部分をスクラップする。
最後に

 以前のモデルとの互換性を保つためのV1/V2モードを残しながら,V3モードのDOSであるPC-Engineを搭載し,従来のPC-8801シリーズから大幅に機能アップしたPC-88VAですが,本体のサイズを考えると,現在オプションとなっているモデムや,ビデオボードの標準実装も期待したいところです.
 また,アプリケーションのほうも,V1/V2モード用のソフトウェアに比べて,専用ソフトウェアの数はまだまだ多くありません.今後は,高機能な16ビットマシンの特性を活かすV3モードに対応した各種専用ソフトウェアの充実が望まれます.
 これから先,ホームコンピュータの16ビット化はどんどん進むと思われます.その際PC-88VAのように,従来の機種との互換を保ちつつ機能を強化することは,ソフトウェア資産の継承という面からみても,重要なことではないでしょうか.
X68000と真逆の記事になっている。昔のパソコンは専有面積が大きく、それこそ専用のパソコンラックが必要だったので複数台持っている知人は少なかった。たいていのひとは旧機種を下取りに出して、新機種を買っていたので旧機種のソフトが動く互換性を求めていた。こういった人たちのために互換性を重視したということだったのだろう。

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