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MS-DOSユーザーズ・ワークベンチ、シムシティ(月刊ASCII 1989年6月号6) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

この号の「MS-DOSユーザーズ・ワークベンチ」はconfig.sys,autoexec.batの解説だった。昔は多くのパソコンユーザが作ったものだ。
ASCII1989(06)d01MS-DOS漫画_W520.jpg

まず、すらそうじ氏の漫画をスクラップする。
ASCII1989(06)d02MS-DOS漫画01_W520.jpg
ASCII1989(06)d04MS-DOS漫画02_W520.jpg
ASCII1989(06)d06MS-DOS漫画03_W520.jpg
ASCII1989(06)d08MS-DOS漫画04_W520.jpg
普通は、この漫画のように書き換えて使うのではなく最初に大体1回書けば終わりだった。
RAMディスクとかEMSメモリを追加したときに書き換えるくらいだった。

config.sysとautoexec.batのチップスがあった。懐かしい。
もし,filesの値をなにも指定しなかった場合,filesの値は8になる.これは,8ドアのクルマと同じで,これならすべてのドアを同時に開けることができる.

空行だけが入ったファイル,あるいは0バイトのファイルを用意して,autoexec.batという名前にしておけば,command.comは、何もしないでプロンプトを表示するだろう(写真1)。
以下図、写真などをスクラップする。
ASCII1989(06)d03MS-DOS図01_W520.jpg
ASCII1989(06)d03MS-DOS図02_W520.jpg
ASCII1989(06)d05MS-DOS図03_W520.jpg
ASCII1989(06)d05MS-DOS例01_W520.jpg
ASCII1989(06)d07MS-DOS写真01_W464.jpg
ASCII1989(06)d07MS-DOS写真02_W470.jpg
ASCII1989(06)d07MS-DOS例02_W520.jpg

この号にはシムシティの紹介があった。Mac版だったが、後から発売されたPC-9801版では長い時間遊ばせてもらった。
ASCII1989(06)g01シムシティ合体_W520.jpg
以下写真をスクラップするが、懐かしくてたまらない。
ASCII1989(06)g01シムシティ写真1_W520.jpg
ASCII1989(06)g01シムシティ写真2_W517.jpg
ASCII1989(06)g01シムシティ写真3_W507.jpg
ASCII1989(06)g01シムシティ写真4_W508.jpg
ASCII1989(06)g01シムシティ写真5_W520.jpg
感想を書く代わりに本文をスクラップする。全く同じ思いだった。
 世の中には、筆舌に尽くし難いとしか形容できないものがある.「SimCity」の面白さなどはさしずめその部類に入るだろう.
 「SimCity」は,なんの前触れもなくいきなり登場したゲームである.一言で言うと都市計画のシミュレーションなのだが,これがその言葉からは想像もできないほどの面白さを持っている。まあ,想像できない面白さを説明しようというのはかなり難しいのだが,とにかくできる範囲でやってみよう。
 ゲームは,先ほども書いたように都市計画のシミュレーションである.と言っても,いわゆるビジネスゲームのような数字とグラフだけのゲームではなく,都市計画という非常に堅い物事を完璧にグラフィック化している.ゲームの最初の段階で,プレイヤーは自分が都市を作ることになる土地と一定額の資金(ゲームの難易度によって額が変わる)を与えられる.この土地はまったく整備されていない荒れ地で,ここに一大都市を築き上げるのがゲームの目的だ.
 都市を作るとはどういうことか?これは要するに,都市に必要となる要素を大地に用意し、そこに人々が集まって来るような環境を整えるということである.このゲームでは,都市の要素はいくつかに分類されている.まず居住区域,そしてそれに付随する商業区域と工業区域。これらに電力を供給する発電施設と送電線.道路と鉄道港と空港警察署消防署公園とスタジアム,これらの要素はそれぞれ建設するのにコストがかかり,維持費がかかるものもある。で、最初与えられた資金でこれらの設備を作り,それ以後は都市に集まってくる人々から税金を徴収し,さらに都市を発展させていくわけである。単純に言ってしまえば,それだけのゲームなのだ.
 プレイヤーは、最初の資金でまっさらの土地を整備し,ここに居住区域と発電施設を作る.すると,当然この居住区域に人が集まってくる。人が住み始めれば彼らに働く場所を与えなければならないし、生活するための場も作らなければならない。そこで商業区域や工業区域が必要となる.働く場所ができれば,また人口が増える.そこでまた居住区域を作る。そのうちにこの区域の間を交通機関で結んでやる必要も出てくる。こうやって都市に活気が出てくれば,また新たな商業区域や工業区域が必要となる.最初のうちはこの繰り返しである.
 だがシミュレーションとうたっているだけあって,「SimCity」はこの程度の簡単な繰り返しでは終わらない都市開発に関係するかなり細かい要素まで考慮され,いろいろと影響を持つようになっている.
 居住区域を例に取ってみよう.居住区域には、その土地の価値の高さや人口密度の具合などにより,スラムやまったく人が住んでいない状態から高級マンションまで,32種類の形態が用意されている.土地の価値は,近くに水があるか(湖や河の近くは環境がよい),交通の便はよいか、商業区域が近くにあるか,都市の中央部に近いか、犯罪の発生率は低いか,公園はあるか,火災は起きにくいか、環境の汚染度は低いかといった要素で評価される.そして,こういった要素により決まってくる土地の価値と,都市全体の人口の割合から人口密度が算出される.
 土地の価値が高ければ,当然そこには高額所得者しか住めないだろう.都市全体の所得層が低ければ,ここに人が集まるのは無理な話である.当然,より価値の低い土地に人口は集まることになる.そして,そういったところが用意されていないと,都市自体から人ロが流出することになる.こういったさまざまな要素が関係して、最終的に都市全体の人ロが定まってくるのである.
 港があれば工業区域が発展する.飛行場を作れば商業区域が盛んになる.スタジアムを作れば都市の収入が増え、公園があると土地の価値が上がる。もちろん治安維持のためには警察がなければならないし,火災を防ぐために消防署も用意しなければならない。プレイヤーはさまざまな状況を考えながら,こういった要素を都市に加えていく。
 ゲームの前半はこれらの要素を配置して都市を大きくしていくだけでよいのだが,ある程度の時点からは都市につきもののさまざまな問題も派生してくる.
 道路があれば交通渋滞が生じる.これに対処するためには,新しい道路を作るか鉄道網を整備しなければならない。工場が増えれば環境は悪くなる。対策としては工場区域を移転させるか公園を増やすかしかない。そして都市の範囲が広がれば,警察の治安維持能力は当然落ちる.これに対しては新しい警察署を作り,さらに警察に回す予算も増やさなければならない。
 長い間には地震やたつまき,洪水が都市を襲うこともある。また,環境汚染が進めば怪獣(!)が都市に上陸することもある.災害対策のためには,事前に消防署を用意しておく必要もある.
 プレイヤーはこういった諸問題に対処しながら,都市の発展のための活動も続けていか なければならない。
 ゲームには特に勝利条件のようなものは用意されていない。無限に続くシミュレーションの世界で、大都市目指して都市計画を続けていくわけだ。この終わりがないというのが,なんといってもこのゲームの凄いところだ.とにかく始めると延々続けてしまう、麻薬的な魅力の原因ともなっている.
 さらにこのゲームでは,一つ一つの要素の発展の具合が,絵の変化で分かるようになっている。最初の頃は居住区域にポツポツと小さな家が建っていくだけなのだが,ゲームの中盤あたりになると豪華なマンションが建ち並ぶことになる.道路を作ればそこに自動車が走り始める。スタジアムを作ればフットボレールの試合が行われる.都市の中心部に商業区域を配置したらあっと言う間に巨大なビルになってしまったり、水辺に作った新興住宅地が即座に高級マンションになったりと,なんだか動く箱庭を見ているようで,これだけでも楽しめてしまう。
 ゲーム自体の操作性は抜群によい。プレイヤーはアイコンで示されている要素をマウスでクリックし,これを好きな位置に配置していくだけでよいのである。ほかにプレイヤーが行うことと言えば、せいぜい税率を決めることや警察、消防に予算を配分するだけである(これもまったく面倒ではない。細かい計算はすべてソフトがやってくれる)都市の状況を把握するためにさまざまな状況をグラフで示してくれるモードもあり,さらに問題点や市民の要求を理解するためのモードも用意されている.まあ、とにかくよくできたソフトなのである.
 最初、なにもない大地に将来の都市を夢見ながら居住区域を配置するときの快感には相当のものがある.この都市をどういう形に発展させるか,それを計画するだけでもうれしくなってしまう。港と工場区域を早めに整備して港湾都市として発展させるか,それとも飛行場を中心とした商業都市を作るか,最初の計画によって同じ土地からまったく違った都市ができあがる.どのあたりに居住区域を集中させるか,工場区域はどこに集中させるか、将来の影響まで考えながら計画するのもまた楽しい。おまけに、これが計画通りうまくいったりすると,さらに快感は倍増する。逆に考えなしに都市を作り始めると,すぐに状況が破綻してしまう。この計画の立て方などは,ゲームの理屈が分かっていなくても常識的に考えればちゃんとその通りになってくれる.
 ゲームの中盤になると,スタジアムを作ってやらなければとか,高級住宅街を整備してやろうとか,なんとなく自分の都市とその住民に愛情さえ感じ始めてしまう。逆に災害で被害を受けたりするとショックも大きい。特に計画通り大きくなってきた区域に火災などが起きると,思わず呪いの言葉を吐きたくなってしまう.
 と、ここまで書いても、やはりこのゲームの麻薬的な魅力は伝え切れていないような気がする.なにしろ,今までに例がないとんでもなく変わったソフトであるから,このすごさは実際に遊んでもらわなければ分かってもらえないかもしれない.
 しかし、このソフトを見て思うのは、アメリカのゲーム界の底力の凄さである.「SimCity」はMAXISという今まで聞いたことがないソフト会社の作品だが,一見ゲームにはならないような題材を取り上げてここまで見事なゲームに仕上げてしまう能力と,さらにそういった革新的なソフトを作らせてみようという冒険心。こういったパワーがある限り,まだまだアメリカのゲーム界からはとんでもないものが生まれてくる可能性がある.
 とにかく、久しぶりに完全に脱帽のソフトである.コンピュータゲームの可能性を切り開いたソフトとして,ぜひ一度は遊んでみてほしい。  (多摩豊)
SimCity(MAXIS,発売:Broderbund)Macintoshplus/SE/II,AMIGA 8000円で購入

もうこのとおりだ。面白くて何日もはまってしまった。交通渋滞がいやで道路のない鉄道だけの都市を作ったこともあった。何回もやり直して楽しんだ。ゴジラは嫌だったので設定で登場しないようにした。その後バージョンアップされグラフィックスは綺麗になり、さらに3D化したグラフィックス版のものも出たが、この初期版が一番面白く中毒になる。リアルになるにつれて中毒性は消えていった。
今はブラウザ版があるようだ
初代シムシティをWindowsで無料で楽しむ
2016年の情報なのでできるかどうかは分からないが一応メモっておく。

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