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TOWNS、MacSE、PC-98RLその他(月刊ASCII 1989年5月号4) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

FM TOWNS、MacintoshSE/30、PC-98RL、DX-20、PROSET 30の記事をスクラップする。

まずはFM TOWNS
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以下写真をスクラップする。
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ハードウェアスペック
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十分だと思う。

TOWNSには先進的なソフトが付いていた。
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カラー版ハイパーカード
TOWNSGEAR

 GEARとは,簡単にアプリケーションを作成するためのツールだ.WINDOWSのGuidや,MacintoshのHyperCard思わせるソフトウェアである.Hyper Cardのスタックに当たるものは「ノート」と呼ばれる.

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何もなくても(サードパーティーのソフトが余りある)売れるPC-9801に対して他社はこうして頑張って先進的なソフトを付けなければ競争にならなかった。それでもPC-9801に勝てなかったのは私たちユーザが悪いからだと思う。

隠されたDOS
TOWNS OS

 80386のネイティブモードを利用しているというOSだが,添付のマニュアルではその構造などについて,一切触れていない.
 ただし,使い始めるとすぐに分かることはいろいろある.まず,CD-ROMには,IO.SYSとCONFIG.SYS,AUTOEXEC.BATといった,見覚えのあるファイルが入っている.また,Cドライブには本体内のROMが割り当てられており,そこには,MSDOS.SYSやCOMMAND.COMが入っている.MENUのディスク初期化を行ったディスクには不可視属性でIO.SYSが入る.
 試しにCD-ROMのルートディレクトリにあるファイルを,上記のフォーマットずみのディスクにコピーすると,ディスクから立ち上がり,MENUが立つ。しかし,通常のMS-DOSのコマンドプロンプト状態には下りることはできない.CONFIG.SYSで「SHELL=COMMAND.COM」としても、ハングする。文字出力のためのコンソールドライバが入っていないようだ。つまり,MENUがシェルのすべてで,コマンドシェルを使いたい場合は,別売のMS-DOSVer.3.1を購入する必要がある.
 TOWNSOS上のアプリケーションはすべてネイティブモードで動作しているという.これらのアプリケーションを起動するためのソフトとして,RUN386.EXEがシステムに入っている.これは,MS-DOSとネイティブモードの橋渡しをするもので,DOS Extenderと呼ばれる.RUN386を使って起動するソフトウェアの拡張子は「.EXE」ではなく「.EXP」となっている。
 OSの詳細な資料や開発キットは,現在のところソフトハウスにしか配布していない.富士通は,一般ユーザー向けのSDK(Software Development Kit)を準備中ということなので,楽しみにして待ちたい。これが発売されれば,MS-DOSともOS/2とも異なる,386ネイティブモードのプログラミング環境を楽しめる.

こういったことができるのも80386の仮想8086モードのできがいいからだと思う。散々8086の悪口を書いてきたが80386は出来物だとおもう。良く作ったものだ。ならば日本のメーカーはTOWNSのように80386をフルに生かしたマシンを出して欲しかったものだ。日電はそんなことはできないから。売れすぎた日電のPC-9801が足を引っ張ることになっていた。

ゲーム
 ここまで出てこなかったが,TOWNSの持つグラフィックスとサウンド,CD演奏機能を駆使したソフトウェアといえば,やはりゲームとなる.
 同時発売のゲームは9本,4月発売予定のものが2本の,合計11本が発表されている.
 「AFTERBURNER」は,ゲームセンターでおなじみのSEGAの体感ゲームの移植版だ.TOWNSのデモに使用されているので,もうプレイした人も多いだろう.BGMはCDで演奏し,キャラクターはスプライト,効果音は内蔵音源という,まさに全機能を駆使したソフトウェアだ。
 「CYBERCITY」と「EVOLUTION」,「R-TYPE」も,同様のシューティングゲームで,この3本があれば当分楽しめるだろう.
 「インビテーション」は,グラフィックスをうまく使った,アドベンチャーゲームだ。主人公の探偵となり,謎の事件に挑戦する推理ものである。じっくり楽しみたい人向きだ.
 思考ゲームでは将棋や囲碁,麻雀の3つが揃っている.シミュレーションゲームでは,パソコンゲーム業界を舞台にした「ソフトでハードな物語」,お金もうけの「アメリカンサクセス」,そして,ウォ・シミュレーションの雄「SUPER大戦略」も用意されている.

パソコンは16bit機でもやはりゲームができなくては売れなかった。PC-9801でもあの貧弱なグラフィックスでもゲームソフトはあった。貧弱な機械をプログラムでカバーすることができた。

最後のまとめ部分をスクラップする。
 今後,出てきそうなソフトウェアとしては,まず,他機種用として発売されている文字データ系のCD-ROMが登場することは大いに考えられる.他の機種では,まだ十数万円はするCD-ROMドライブが内蔵されている強みは大きい.
標準でCD-ROMがあることの利点は大きかった。

MacintoshSE/30

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以下写真をスクラップする。
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Macファミリーの変遷図をスクラップする。
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表1を抜粋する。
表1 MacSE/30の基本仕様
CPU MC68030 (クロック周波数 15.6672MHz)
RAM 1Mbytes (最大8Mbytes まで拡張可能)
CRT 512×342ドット (9インチモノクロ)
日本では発売しないということだった。

PC-98RL
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PC-9801とは名づけられなかったいわゆる除くのマシンのPC-98RLシリーズ。
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表をスクラップする。
表1PC-98XLシリーズのモード一覧表
PC-98XL PC-98XL2 PC-98RL
高解像度 80286 8MHz
80286 10MHz
80386 16MHz 80386 20MHz
80386 16MHz
標準 80286 8MHz
V30 10MHz
V30 8MHz
80386 16MHz
V30 8MHz
80386 20MHz
80386 16MHz
V30 8MHz
どれだけCPUとクロックの選択肢があるのか。ユーザに切り替えて使えというのか。昔は酷いものだった。プログラムを作る側からは糞CPUのせいで速度がでなく普通にコンパイラとかでコーディングしていたらユーザが怒るほど遅いものになっていた。何回か書いたけどカーソルがオーバーランするなんて8bit機かよ。と私は怒っていた。また、5秒黙って待たされたらフリーズしたと思ってリセットボタンを押されても仕方がないぞと思っていた。遅くなるなら予想時間か経過時間位表示しろ。どうせ遅いCPUなんだから、この表示をしても大したロスにならないだろう。とにかくギリギリのタイミングでそのCPUの持てる性能を引き出すようなCPU依存型のコーディングをしていた。ゲームなんか特にそう。遅いとゲームならない。そうしたプログラムを発売しているから機械の速度が速くなると周辺装置とのタイミングがとれないとか速すぎてゲームにならないとかCPUとクロックをユーザの方で調整しなければならなかった。とんでもない時代だった。良くユーザは怒らなかったものだ。それだけメーカーの方が優位だった。そんな環境で買い支えてきたユーザはマゾだと(自分も含め)思った。

表を抜粋する。
表3PC-98RLシリーズの主なスペック
機種名 PC-98RLmodel2 PC-98RLmodel5
CPU 80386(20/16MHz,ノーウェイト),V30(8MHz)
メインRAM 1.5Mbytes(ノーマルモード時は1.6Mbytes)
最大拡張RAM 14.5Mbytes(ノーマルモード時は14.6Mbytes)
最大解像度 1120×750ドット(高解像度モード時)
640×400ドット(ノーマルモード時)
最大表示色数 4096色中16色(各ドット)
価格 73万5000円 97万円□


まとめ部分をスクラップする。
高級機にふさわしい環境が整ってきた
 RLは98シリーズのトップスペックマシンになるわけだが,RAとの約24万円の価格差は,高解像度のメリットを評価する人以外には大きいものがある.XLと比較すれば,14万円差でCPUが80386になりクロックも倍というわけで,かなり魅力的な価格のようにも思えるが,2年前のマシンと価格を比較するのはあまり意味がないだろう.すでにセイコーエプソンはPC-386で20MHzの98互換機を発売しており,20MHzのノーマルモード専用マシンの登場が気になる.
 むしろこれまであまり表面に出てこなかった,PC-UXのようなOS環境が大幅に強化された点に,RLの真のターゲットを見ることができるだろう。このクラスのOSを実用的に動作させるには、最低4Mbytes程度のメモリと,100Mbytes以上のHDDが必須になってくるが,RLがこうした拡張性に配慮されていることは上で述べたとおりだ。ワークステーションスペックのパソコンに対して,環境の方もようやく整ってきたということができる。

辛辣なまとめのようだが、全く同意する。日電はこういう会社だった。ユーザをなめているのかと、どうせPC-98を買うのだろうというような殿様商売が鼻についた。二番煎じというか他社の後追いスペックマシンを出すのが得意だった。最初に意欲的な製品を出せよと思っていた。

キヤノンのDX-20
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表を抜粋する。
DX-20シリーズの主なスペック
機種名 DX-20 DX-30
CPU 80386(20/8MHz)
メインRAM 2Mbytes(最大8Mbytesまで拡張可能)
最大解像度 640×480ドット
最大表示色 64色(DX-20Pは外部モニタ利用時)
価格 110万8000円 109万8000円


まとめ部分をスクラップする。
ソフトウェアをインストールして販売
 DXシリーズは,誰でも買ったその日から利用できることを販売時の指針としており,その一環として,付属ソフトがHDDにインストールされた状態で販売するようになっている.DX-20では,MS-DOS Ver.3.2,MS WINDOWS Ver.2.1,そして日本語入力FPであるVJE-βが、インストールされた状態で販売される.ハードディスクメーカーがソフトをインストールする例もまだ珍しいなか,メーカーがソフトを組み込むというのは斬新な試みで,今後の他社の動きも注目されよう(表2,3).
 HDDのクラッシュなどに備えて,MS-DOSおよびMS WINDOWSのインストールディスクも付属するが,この内容は,ディスクの中身を自動コピーのバッチプログラムで転送するだけのものだ。純正品のMS WINDOWSでは,インストールプログラムを起動すると,内蔵ドライブの種類やグラフィックボードの種類などを入力したうえ,何度かディスクの抜き差しをする必要がある。ところがDX-20に付属のWINDOWSディスクは,DX用の設定でインストールしたHDDの内容をそのままFDDに落としたもので,付属のバッチプログラムでHDDにコピーすればすぐ使えるようになっている.
 ご存知のように,MS WINDOWSには,簡易ワープロ「WRITE」やグラフィックツールの「PAINT」などが付属しているので,本体だけを購入しても簡単な作業ができるとしているが,本格的な利用にはさすがに苦しいだろう.

そうだった。昔はこんな楽なインストールディスクなんてなかった。キヤノンが最初だったのか。しかし、価格が100万円超えではおいそれと買えない。

日立のPROSET 30
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表を抜粋する。
ROSET30の主な仕様
PROSET30D PROSET30S
CPU 80286クロック周波数8MHz
RAM 2.5Mbytes(システム640Kbytes EMS1.9Mbytes)
グラフィック 640×400ドット,表示色:16色中16色
価格 59万3000円 49万8000円

メモリにEMSが標準装備なのに笑ってしまった。80286は高速な8086でしかない中途半端なCPUでMS-DOSはあくまでも8086用のOSだった。この時代のパソコンライフは不満ばかりだった。

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