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電話でRPG、TRON(月刊ASCII 1988年5月号5) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

ASCII EXPRESS の残りの記事をスクラップする。

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アミューズメントクラブが電話を使ったRPGを開始
これはなんと言ったらいいか。「暗黒要塞ガルディアン」タイトルからもう中二病満開だけれども。電話かけまくりでゲームを進行させるのか?
ググったらあった。
暗黒要塞ガルディアン オセロ神話の謎
>■ 備考
>電話を利用したゲームサービス「テレホンアドベンチャー」と連動した双葉社オリジナルのゲームブック作品。
ゲームブックか。このシステムぼんやりと分かった。電話でゲームした体験者の感想がどこかにあればいいけど見つからなかった。

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CECが教育用コンピュータの試作機を公開 日電を除く11社が9台のBTRONベースマシンを試作
TRONがどのように消えていったのか興味があるので記事本文をスクラップする。
 (財)コンピュータ教育センター(CEC)は,昨年10月に取りまとめた教育用コンピュータの試作仕様原案に基づく試作機9台を公開した。
 試作機は,CECに参加している沖電気,三洋電機,シャープ,ソニー,東芝,日本IBM,日本ユニバック情報システム,日立製作所,富士通,松下電器産業,三菱電機の11社が試作仕様に基づいて開発したもの.CECが昨年7月に募集した教育コンピュータの試作仕様「CECコンセプト・モデル'87」(表を参照)が,今回の試作機のベースになっている.
 試作機の特徴は,“共同提案仕様”という形で提示されているBTRON仕様の部分.CECでは,「OSは特定しない.入出力のシステムコールやディスプレイの制御コードなどの仕様を満たせば,OSはBTRONでもMS-DOSでもよい」(堀池喜一郎CEC研究開発室室長)との立場を明確にしているが,試作機はBTRONのユーザー・インターフェイスや画面表示を採用している.
 CECに参加するハードメーカー12社のうち,日本電気だけは当初からMS-DOSをOSとして採用することを明らかにしていたが,「CECコンセプト・モデル'87」がBTRONを事実上のオペレーティング・システムとして想定した仕様になっているため,ソフトウェアスイッチでMS-DOSとBTRONを切り換える“マルチOS"仕様の試作機を5月末までに開発する予定だ.
 試作機の内訳は,沖電気,三洋電機,シャープ,ソニー,東芝,日本ユニバック情報システム,松下電器,三菱電機が共同開発したものが1台,松下電器と日本IBMが共同開発したものが1台,沖電気,東芝,日立製作所,富士通,松下電器,三菱電機がそれぞれに独自開発したものが7台(富士通は2台)の合計9台.このうち,富士通の試作機が,同社の教育用コンピュータ「FMR50S」の巨体をベースにしているほかは,各社とも松下電器の試作機の巨体をベースにしてデサインに多少の変更を加えている.オペレーティング・システムについても,「当初からBTRONを開発していた松下電器が一歩リードしているため,今回の試作機については各社が松下電器から供給を受けたのではないか」(CEC関係者)という.TRONチップは,日立製作所,富士通,三菱電機が今年初頭に発表したばかりで,それに対応するオペレーティング・システムはまだ完成していない.CECの試作仕様を受けた各社が,締め切りに間に合わせるために松下電器の協力を求めたというわけだ.
 CECでは,9台の互換性や動作チェックに着手しており,5月末に完成する日電の試作機と合わせて今年度中に仕様の統一を図ることにしている.そして,来年度から一部のモデル校に導入する予定だ。
 同時に公開された試作機用のデモソフトは、MS-DOSをベースにした従来の16bitマシン上で動作していたものを移植したものが中心.この中には,富士通のローカル・エリア・ネットワークを使った教師と生徒のコミュニケーション用ソフトや,三菱電機の電子の流れをシミュレートするソフトなど独自開発も含まれているが,CECでは,「第一に現行ソフトが移植して動作するかが問題,教育現場には,パソコンがすでに7万5000台も導入されている.それらで動作するソフトをすくい上げなければいけない」(堀池喜一郎CEC研究開発室室長)としている.
 「実機が公開されたということで,一部マスコミでは早くも使える,使えないという論議が活発だが,これはあくまで試作機」(同氏)という位置付けが今回の試作機公開だが,5月末に完成する日電の試作機がどのような仕様になるか,本当の“使える,使えない"論議は,その時になりそうだ.

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 教育用コンピュータ市場ではメーカー間の綱引きが激しかったと思われる。文部省官僚との打ち合わせと称する接待が激しく行われていたと想像される。日本では人間関係の綱引きで施策が決まることが多かった。何回か書いたが、子供にバカな教育実験をする方が、税金の無駄遣いで箱もの等を作ることよりも、よっぽど害毒だと思う。その点で一番の憎むべき官庁は文部省だったと今でも思っている。

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TRON協議会が社団法人に,参加企業は100社第4回TRONシンポジウムが開催
こっちの方はスクラップしていても怒りは湧かない。

 TRON協議会は,(社)日本電子工業振興協会から独立して「社団法人トロン協会」を設立,会長には富士通の山本卓眞社長が選任された.トロン協会の参加企業は外資系を含む100社(3月26日現在)に達しており、米国や欧州,アジアなどで海外支部設立の準備が進んでいる.
 トロン協会設立後に開催された「第4回TRONシンポジウム」で,山本会長は「社団法人として独立組織にしたのは,TRONが第2フェーズに入って新たな活動が必要になったため、教育用コンピュータにも一部採用されるなどコンセプトが形になりつつある」と,設立の主旨を説明した.また,同会長は「TRONチップの開発や参加企業間の互換性の維持など解決していかなければいけない課題が山積しているが,世界に開かれたオープンアーキテクチャとして育てていくことが大切」であることを強調した.TRON仕様に基づくチップは,日立製作所,富士通,三菱電機がクロック周波数20MHzの32bitCPU「GMICRO/200」を今年初めに開発しており,BTRONマシンの登場が待たれている.マシンの発表時期は今年後半という観測があるが,一部には、オペレーティング・システムで先行する松下電器が来年初頭に発表するという噂もある.どちらにしても,当分は姿を現しそうにないようだ.
 シンポジウムのパネルディスカッションでは,パネラーの1人である放送教育開発センターの島田裕己氏が,「TRONのようなプロジェクトには,教祖的な推進者が必要.そういう意味では坂村教授は教祖で,TRONは宗教に近い」と述べて,会場の爆笑を誘った.実務レベルの討議が行われなかった今回のシンポジウムでは,最後に作曲家の千住明氏が,NHK教育テレビの番組「コンピュータの時代」で用いた曲をまとめた「TRON組曲」をシンセサイザで演奏して花を添えた.
 (社)トロン協会の設立企業は,沖電気,東芝,日本電気,日立製作所,富士通,松下電器,三菱電機の7社.

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この記事では、前途多難だという感想しかない。

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