J-3100SL,PC-98LT他(月刊ASCII 1988年1月号7) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]
この号の最新機種の解説はProduct Showcase で行われた。
まずはJ-3100SLとPC-98LT。
J-3100SLのHDDなしモデルの価格は29万8000円だった。34年前のパソコンはかなり高かった。
液晶もキーボードもPC-98LTよりはよっぽど良い。
J-3100SLでは一太郎が動くし、レジューム機能もあった。
続いてPC-98LT
スペックでは CPUが V50(8MHz)が特徴か。J-3100SLが8086(10MHz)でこれは同等なのか。重量は価格ではPC-98LTに軍配が上がる。
PC-98LTでは一太郎は動かずサスケを使うしかない。このPC-9801互換機でないことがいまいちだった。
コラム記事にはPC-286Lの解説があった。
まずはJ-3100SLとPC-98LT。
J-3100SLのHDDなしモデルの価格は29万8000円だった。34年前のパソコンはかなり高かった。
液晶もキーボードもPC-98LTよりはよっぽど良い。
J-3100SLでは一太郎が動くし、レジューム機能もあった。
その使い勝手は?一度レジューム機能を使うと、レジュームがないノートパソコンは使えない体になった。私は、レジューム機能がないパソコンを見下していた嫌な奴だった。
まず,ラップトップマシンとしてのJ3100SLについて評価してみよう.
使い勝手の点で,従来機と比べて評価できる点は、電源オフ時の状態を保持し,次回の電源オンと同時に作業を再開できる「Resume」機能だ。これは,電源オフの間もメモリをバックアップし,電源オフ時のCPUの状態を保存しておくことで実現されている.このため,電源スイッチを切ってから画面が消えるまで,若干のタイムラグがある.
この機能は,日本語DOSに添付される“SETUP"コマンドで設定することができ,通常のマシンのように,電源オン時にフロッピー,ハードディスクからブートすることもできる.
「Resume」機能を使うと,電源オン時にMS-DOS,アプリケーションを読み込む時間がなくなるので,すぐ作業にはいることができ,起動時にフロッピードライブやハードディスクのアクセスがなく消費電力の面からも有効だ.
続いてPC-98LT
スペックでは CPUが V50(8MHz)が特徴か。J-3100SLが8086(10MHz)でこれは同等なのか。重量は価格ではPC-98LTに軍配が上がる。
PC-98LTでは一太郎は動かずサスケを使うしかない。このPC-9801互換機でないことがいまいちだった。
コラム記事にはPC-286Lの解説があった。
セイコーエプソンPC-286L互換機の方が本家マシンよりスペックが上で価格も安いのは当然で、そうでなければ誰が買うかというところだ。日電の新製品で何が腹が立つかというとちょびちょち変えて新製品をだしたところだった。1段階上げて製品を出すのではなく小数点以下で性能を上げて新製品を出して3回位新製品を出してやっと1段階上がったかという感じだった。ライバルがいなかったのでこうしたこすい商売ができた。互換機というライバルが出てやっと本気を出してくる会社で私はイメージが悪かった。PC-9801VX2を買って泣いたからかもしれないが二度と日電のパソコンなんか買うもんかとひねくれていた。まあ、PC-9801VM2を買っていればこんなことはなかったかもしれない。
ペーパーホワイト液晶を採用した98互換ラップトップ
87年4月にPC-286(model0)が発売された当初から噂されていた,PC-9801シリーズ互換マシンのラップトップ版が登場した。
日電のPC-98LTが,グラフィック,およびキーボード,外部インターフェイスなどで,PC-9801シリーズと異なる仕様となっているのに対して,PC-286Lでは,最大限デスクトップのUVシリーズとの互換を目指したという。
PC-286Lは、フロッピー2台のみのSTSD-N,およびSTD-S,フロッピー1台とハードディスクを装備したH10-Nの3機種からなっている。
まず,目を引くのは、STD-N,およびH10-Nで採用されたNTN型ペーパーホワイト液晶ディスプレイだろう.
この液晶は、コントラスト比で従来のSTN型液晶の一挙に倍以上の15~20とし,視野角を縦で+35~-20°と飛躍的に向上させており,CRTに迫る視認性を実現している.
もっとも,階調表現はなく,文字などがつぶれて見えない場合にそなえて、キーボード右上部のカバー内にスイッチがあり,これでRGB各プレーンの表示をカットしたり,白黒を反転させるなど必要に応じて調整できるようになっている。
また,この液晶ユニットは、取り外しが可能で、アナログRGBディスプレイを接続してカラー表示を行うことも可能だ。
外部インターフェイスとしては、このCRTのほかに,RS-232C,マウス,プリンタ,テンキーボードがあり,PC-286L専用の拡張スロット2つが用意される.
拡張スロット用には、モデムボード,電池バックアップ付きの1.5MbytesRAMボードなどが発売される予定.また,拡張ボックスを介してPC-9801シリーズ用の拡張ボードを使用することもできる.
詳細なレポートは、実機の到着を待ってお届けしたいと思うが,6kgを超える重量などから見て,本来のラップトップというよりも、省スペース,可搬型のポータブルマシンというべきだろう。
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