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TEST ROOM PC-98XL(月刊ASCII 1987年2月号12) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

TEST ROOMからPC-98XLをスクラップする。

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ASCII1987(02)e06PC-98XL_写真1_W754.jpg
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日電の機械は互換性を重視していてこのPC-98XLはPC-98XAの互換性の弱さを改善した互換性の鬼のようなマシンだった。一つの筐体に2台以上のマシンを入れたようなものだった。つまりPC-9801VMのCPUがV30で8MHzと10MHzでの動作、PC-9801VXのCPUが80286で8MHzのマシンをノーマルモードとして計3種類、ハイレゾリューションモードでCPUが80286で8MHzと10MHzの2種類。ユーザに対してはこれで文句はないだろうと今ある周辺機器やソフトも使えるから安心して買い替えてくださいというマシン。現有機を下取りに出したら少ない差額で買えますよというマシン。

ASCII1987(02)e07PC-98XL_図1右_W369.jpg
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メモリマップも2種類持っている。互換性において日電は流石だよね。
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最後の評価をスクラップする。
最後に

 マシン全体の使い勝手は特には変わっていない.困ったのは、NモードでのCPUの切り換えだまず最初のうちは,どっちがどっちだったかすぐに忘れてしまい,本体には明示していないので,メモを本体に貼りたくなる.また,ディップスイッチが小さいので,操作しにくい.これは,VXでも同じだ.モード切り換えスイッチやクロック切り換えフィットと同様に,外に出して,操作のしやすい,表示の明確なものにしてほしかった.
 XAと違って98シリーズのほとんどのソフトウェアも利用できるのが,XLの最大の魅力で,かつXAより高速の10MHzが第2の魅力といえるだろう.VXシリーズとの価格差は,どのモデルも14万2000円である.メモリだけ見ると,メインRAMが512Kbytes増え,VRAMが256Kbytes増えて,合計768Kbytesの差である.単に98シリーズのアプリケーションだけしか使わない人はVXで十分だろう.VXではあきたらず,XLのHモードのスピードや高解像度のグラフィックスが必要な人にとってはうれしいマシンである.
まあ好意的と言っていい評価だろう。
※注 タイトルを直した
旧 TEST ROOM PC-9801XL(月刊ASCII 1987年2月号12)
新 TEST ROOM PC-98XL(月刊ASCII 1987年2月号12)
(2021.09.07)
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